セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 86本、 演劇 63本

探偵なふたり (2015/韓国)(キム・ジョンフン) 70点

2016-03-01 21:19:20 | 映画遍歴

良くも悪くも熱烈なファン向けサービス映画ではないでしょうか。またサンウが将来を見据え、さらに進展するための思い切ったイメチェンを図った映画だとも思われる。

あのサンウが警官さえ肉体能力のため不合格になる。犯人を取り逃がすぐらいとにかく弱い普通の人に徹している。しかもイクメンを余儀なくさせられており(おむつを替えたりするシーンもある)、恐妻家でもある。また、な、なんと彼は推理マニアで、ブログサイトを掲げるなどオタクっぽい非肉体派である。

なーんて、今までの役柄とは180度違う強烈なイメチェンであります。一瞬だけ刑事にあこがれ、トレンチコートを着流すシーンがありますが、やはりいつも通りでカッコいい。でもすぐシーンカットされ、しがない普通人を延々と演じている。

でもこれが企画の策略だとは分かってはいても、やはり面白い。観客席にいらっしゃいます大勢の女性客からはとても受けている様子。まあ、これが目当てなんだから仕方ないが、、。

肝心のストーリーはというと、これがミステリーマニアもアッと驚く真相が隠されており、大胆な作りでございます。少々やり過ぎではございますが。

ラストを見ると、これからシリーズ化が実施されそうだが、本当にこれからの方が面白そうですね。やはり刑事でもないのに、刑事とともに捜査するというのはちょっと違和感があり過ぎました。いくらコメディとはいっても、ね。

演出もちょっと間延びしているところもあり、サンウ、ドンイルの好演に水を差すような感じだったが、やはりこういうコメディ調は演出者を選ぶべきかな。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 生還者 (下村 敦史 著) (20... | トップ | 芸術集団 あっとアート。「何... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画遍歴」カテゴリの最新記事