久々のアレン映画。だいたいあまり僕と相性が良くない作家です。でもいつも見てしまっていた。で、今回はまた何となく気になり見てしまった。そしてこの映画はアレン版「ラ・ラ・ランド」のようで、、。
それでもさすがはアレン。元祖(?)チャゼルのようなエッセンスだけを集めたいいとこ取りはしませんでした。ちゃんとじっくり二人の愛の行方を描いていますね。あまりに陳腐な使い古されたテーマなもんで、時代設定を1930年代と、ほとんどの人が知らない時代に逃避してはいます。
でも色彩といい、展開といい、やはり酔わせるし、うまい。アレンにしたらこれぐらい当たり前の演出なんだろうけれど、そりゃあ見るべきところ多いですよ。
今回はあの、トワイライトのクリステン・スチュワートですよね。さーっと見た目は色っぽく、印象に残る女優さんです。演技がうまいのかどうかわかりませんが、個性的な女優さんです。
ただ、久々に元カレと邂逅するシーンに抑揚がなく、重要なシーンなのに僕的には残念でした。アレンはなんで、あんな演技でOKしちゃったのでしょうか。
でも、元祖(?)映画と違い、燃え上がらない二人の愛はやはりアレン映画といいましょうか、現代を映し出しています。秀逸な映画でした。
アレン映画って、たまに見るといいのかな?
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