人間の一生と宇宙の一生を同一にじっくり考えることの出来たいい演劇でした。宇宙にも永遠はなく、いつかは滅亡する。もちろん人間も不滅ではない。
100億年と100年を同一視するその慧眼すべき着想がまず素敵だ。そして演じるのは若きヤングたち。ラップ的なダンスに思いを寄せ、人間のはかなさ、宇宙のはかなさ、いわんやすべて目の前にあるものが失われてゆく感覚を90分ひしひしとか感じる。
これは仏教でいうところの無常観にも通じ、かなり奥深い演劇と見た。
何やら感覚が僕の好きな「わが町」に似ていると思ったら、この劇の作者は「わが町」からこの劇の着想を得たらしいと知る。なるほど。ふむふむ。だからこそ僕の脳裏を刺激したんだね、、。
秀作です。
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