セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 62本、 演劇 40本

メイ・ディセンバー ゆれる真実 (2023/米) (トッド・ヘインズ) 80点

2024-07-14 08:29:48 | 映画遍歴

アメリカでは有名な事件らしいが、それをベースに人間の本質を探った作品です。2大女優の演技激突とでも言いたげな作品構成で、実に演技的にも見ごたえがありました。どうしても女とはなんと男とは違う生き物なんだろうと思ってしまいます。この映画を見て女性不振に陥らないように、、。

鏡の前の二人。人格が同一化していくシーンはベルイマンの「ペルソナ」を思い起こさせる。センセーショナルなこの事件から、人間を深く掘り下げ、映画芸術作品に仕上げようとしたヘインズの高い試みは評価します。


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