セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 86本、 演劇 63本

プレステージ (2006/米=英)(クリストファー・ノーラン) 70点

2007-06-11 20:25:22 | 映画遍歴
相変わらずストレートに見せてくれないストーリー展開には少々苛立つも、まあ今までの作品よりはかなり分かりやすくなってはいる。
今回のテーマは手品。映画との接点も多く、興味深いが、ミステリーと違い、ある程度観客に知らせておくべき提示がほとんどないので、ミステリーの謎を解く楽しみがないのが少々残念というべきか。
それでも、舞台のためには日常を犠牲にしてまで欺く生活を強いられといったネタバレはかなり面白かったと言えるが、全体的に筋の運びがかなり強引で、ついていけない感はあった。
俳優の演技そのものはそれぞれ個性的で、楽しい。デヴィッド・ボウイはやはり出るだけで存在感が溢れている。相変わらず美しいですなあ。人間離れしているね。
スカーレット・ヨハンソンは最近、ずっと彼女でなくてもいい役をこなしている感。作品を選んでほしいなあ。
手品の種は決して言わないのが礼儀というもの。それは映画でも一緒。あっと驚くどんでん返し風のサプライズはないものの、まあ娯楽作品としては水準の出来といってもいいのではないか。

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