新幹線に乗り込む二人の若い男女。何か不毛な会話をしている。少し不条理な入り方である。話は展開して、映画的な手法を見せてくれ、4人の物語が語られていく、、。
少し難解な方法が好きらしく、少しばかり登場人角の関係が分からなくなり、しかしセリフに無駄がなく、またセリフの洪水とも取れるシーンも多く、僕には鑑賞力を鍛えられる舞台となった。
人生の弱者へのまなざしが暖かく、感動的な作品となった。題名からは考えられないシリアスな物語です。まさに映画的です。ラストも冒頭の新幹線シーンがよみがえり、あ、なるほどと思わせる。
この作者は映画をよく見ていると思った。GWに予期せぬ秀作を観させてもらう。館内は泣いている人も多かった。
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