娯楽映画を装った文明風刺映画だということは冒頭から分かる。
アメリカの資本を得て完成した映画なのに反米もしくは反大国映画になっているところがこの映画のミソかな。
ギリシャがなぜ衰退していったかなんて、そんなのワールドレベルの話であって、気候と水と何より文明があり、自由なギリシャが目の前にある、それで充分じゃあないかと言う人間賛歌がまずある。
そんなことを言いたかったのだろうなあ。
でも、その危機感はその後ジュールス・ダッシンの映画に色濃く現れているように、政治体制が変わってしまい、本来の自由そのものを犯されてしまった時代もあった。
この映画はそういった予言めいた警鐘を発していたのではないか、とも思われる。
なかなかの骨太の素晴らしい映画である。
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アメリカの資本を得て完成した映画なのに反米もしくは反大国映画になっているところがこの映画のミソかな。
ギリシャがなぜ衰退していったかなんて、そんなのワールドレベルの話であって、気候と水と何より文明があり、自由なギリシャが目の前にある、それで充分じゃあないかと言う人間賛歌がまずある。
そんなことを言いたかったのだろうなあ。
でも、その危機感はその後ジュールス・ダッシンの映画に色濃く現れているように、政治体制が変わってしまい、本来の自由そのものを犯されてしまった時代もあった。
この映画はそういった予言めいた警鐘を発していたのではないか、とも思われる。
なかなかの骨太の素晴らしい映画である。
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