映画館に新作がかかればいつも見てしまうサンス作品。いつもように自然と会話に入り、食事をし、そして男と女は別れる。その繰り返し。今回はでもいつもより手抜きかなあ、、。
ある映画監督と女性4人との会話が主である。そのうち一人は自分の娘で、これが最初と最後に登場する。ラストの彼女の出番はおそらく見ている観客は、あっと驚く仕掛けになっている。そしていつも通りニヤリとして映画館を出るだろう。
どうなんだろうなあ、こういう映画作りはある映画監督の白昼夢と言ってしまえば、容易いものになってしまう。しかし、タイム軸を交錯させたテクニシャルな作品と言ってしまえば、秀作になってくる。
ほとんど彼の作品を見続けている吾輩はいつも彼を買っては来たが、本作はどうも、ちょっと追従できん感じがしますねえ。
娘がこのビルで仕事をしているシーンが最後なので、この作品の中全体のエピソードが全部白昼夢といえないこともない。だとすれば、映は成り立たないのではないかと吾輩は思う。安易な映画作りはサンスといえども、ちょっとと思う。
でもサンスほどの映画作家がそんなことをするとも思えず、僕は今悩みに悩んでおりまする、、。
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