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フラガール(2006)(李相日 )

2006-09-23 22:35:36 | 映画遍歴
題名からはうかがい知れないしっかりとした実力映画だ。映画のもつエネルギー、躍動感、生きる希望までをはっきりとこの映画で感じ取った。
こういう再生感をテーマにした映画は僕は好きだなあ。映画のひとつのパターンでもあるのだが、逃げてきた主人公がたまたま金のために仕方なく受けた仕事を通して自分までもが成長していくといったストーリーは古今東西あるが、やはり明日への息吹を感じるこういう映画は力がある。しかも、演出が的確で、まとまりもある。出演者もみんなうまい。南海の静ちゃんが意外と良く、驚いちゃいました。豊川悦司も新境地と言える魅力を出している。蒼井優ももちろんいい。俳優さんたちのダンスには映画の内容以上に目を見張った。
見ているうちに日本映画でも屈指の感動ドラマになっているのが解る。
この映画が終わっても、エンドクレジット中は誰も席を立たなかった。こういう映画も珍しい。感動は映画が終わっても続いていたのだ。秀作。
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