大塚雅史のスポーツものはとにかく燃える。昔若かりし時よく見に行ったものだが、何となく懐かしくなり、今回の野球ものを見る。
藤村、村山、長島など僕でさえ子供時分に大人だった人の物語。恐らく出演者は誰ひとり現役で見たことのある人はいないのであるまいか。それはひょっとしたら観客席でも同じことなのかもしれない、、。
ある一つのことに入り込んでしまい人生もそこから抜け出せない人って今でもいるだろう。それはビジネスであったり、趣味であったり、ひょっとしたら世間的には不道徳なことでもあるのかもしれないが、本人にしてみればそのものずばり彼の人生なのである。
人生をどう歩むかはその人が決めることであり、それには当然と責任も負わされることとなる。
でもこの演劇のフジムラはどう考えても妻にも子どもたちにも理解されてとても幸せな人生を歩んでいる。羨むべき人生である。昔は将棋の坂田から始まり一般の家庭にもこういう人たちがわんさいた。
でもどうなんだろうなあ、現代人の思っているその人の幸せと少しずれがある感じもする。でもだからこそ今この演劇をやる意味があるんだろうと思う。
感動しました。ただ客演の俳優陣はセリフもきちんとよく聞こえていたが、若い俳優たちは腹から声を出していないので少々上ずっている人が散見された。精進あれ!
気になる劇団である。
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