9.11以降のアメリカの抱える移民問題をテーマにしている。7,8組の群像劇である。ほとんど彼らが交錯することはないのであるが、それでもドキュメンタリータッチにならなかったのは演出のたまものと言えようか。
結構単調な話の中で、殺人事件が起こる。ここがエンタメとして秀逸なところで、しかも観客をあっと驚かせるオチは一応用意してある。心憎い配慮である。唯一娯楽性の残るエピソードであるから、これがなければ薄っぺらい問題提起映画になり下がったであろう。
でも、やはりこの映画は問題提起映画なのである。このこと自体がこの映画の重要テーマなのである。しかし、あれほど深刻な群像劇を用意していてもこの映画には結論めいたものがない。不思議と視点が見えないのである。
ただ、アメリカで生まれた人間をアメリカ人として認める制度はやはりアメリカらしくて一応自由の国だという気はする。これらすべてをほとんど排除している日本国とは大きな違いである。
肝心の【ハリソン・フォード】、やはり彼の出演がなければこの映画を見る人も少なかったのは事実だろうからこの映画の彼の占める位置が大きいが、でも、何か狂言回しに終わっている感もなくはない。やはり彼の映画は多かれ少なかれ彼の持つ華やかさがすべてなのではないか、、。
映画的にはこの7,8組のエピソードがどこかで繫がるぐらいの映画的手法ぐらいあってもよかったのではないか、と思っている。全体に地味な内容で、地味な訴え方なのである。まあ、南アの女優志望とバングラディシュの高校生を同格に捉えた視点は確かに面白いが、、。(かなり内容的に制限が入ったのかもしれませんね。)
結構単調な話の中で、殺人事件が起こる。ここがエンタメとして秀逸なところで、しかも観客をあっと驚かせるオチは一応用意してある。心憎い配慮である。唯一娯楽性の残るエピソードであるから、これがなければ薄っぺらい問題提起映画になり下がったであろう。
でも、やはりこの映画は問題提起映画なのである。このこと自体がこの映画の重要テーマなのである。しかし、あれほど深刻な群像劇を用意していてもこの映画には結論めいたものがない。不思議と視点が見えないのである。
ただ、アメリカで生まれた人間をアメリカ人として認める制度はやはりアメリカらしくて一応自由の国だという気はする。これらすべてをほとんど排除している日本国とは大きな違いである。
肝心の【ハリソン・フォード】、やはり彼の出演がなければこの映画を見る人も少なかったのは事実だろうからこの映画の彼の占める位置が大きいが、でも、何か狂言回しに終わっている感もなくはない。やはり彼の映画は多かれ少なかれ彼の持つ華やかさがすべてなのではないか、、。
映画的にはこの7,8組のエピソードがどこかで繫がるぐらいの映画的手法ぐらいあってもよかったのではないか、と思っている。全体に地味な内容で、地味な訴え方なのである。まあ、南アの女優志望とバングラディシュの高校生を同格に捉えた視点は確かに面白いが、、。(かなり内容的に制限が入ったのかもしれませんね。)
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