いいですね。昨年夏に見た公演の再演。え、もう再演? 実は驚いたけどそれが出演者全員男だらけなので、また違ったテイスト感を創造している。ホンも多少変えてある感じ。だから、ほぼ違った作品のようにも思われ、再演は気にならなかった。
なにせ、出演者がみんな達者な人たちばかりなのだ。安心して見られるし、女性がいないせいか、何かホンワカ面白そうで、ゴージャスでいて人生のおかしさまで感じさせるそんな舞台でした。
ラストは前回はあの建物が、驚くなかれ傾いたが、今回は両開きにしてまあ普通の展開でした。また同じことが出来なかったのでしょう。
俳優陣の演技はホント頭が下がる思いで、練習十分だったのでしょう、あの10人ほどのキャラを火花のようにバラまいていた。一つ一つのセリフも実は深く、この作品の奥深さを物語る。
やはり前回もそうだが、老人と(今回は男で前田が好演)川田の会話が深く印象に残る。川田もこの役2回目だが、前回とは違った味付けをしてこの役に臨んだのだろう、印象の違う人間像を掘り下げている。
こういい役は彼は好きなのだろうなあ、ラストの強い遠吠えのようなセリフがいまだ僕の脳裏に響いている。いいGWありがとう。
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