セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 62本、 演劇 40本

エンディングノート (2011/日)(砂田麻美) 80点

2011-10-20 15:21:43 | 映画遍歴
この映画、予告編で見た時、死期を知った猛烈サラリーマンが自分をしっかり残すために誰かに委託して製作した映画だと思った。冒頭、その私の声が女性であることに違和感を覚えるが、その声が彼の次女であり、また監督でもあることを徐々に知ることになる。 そうこの映画は死期を悟った男の自主的な映画ではなく、ずっと前から日常的に父親を撮っていた娘の映像集であったのである。毎日普段からカメラを向けられていると、男は . . . 本文を読む
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ステイ・フレンズ (2011/米)(ウィル・グラック) 65点

2011-10-20 13:42:32 | 映画遍歴
恋愛・感情NGを基本にセックス・フレンドとして付き合うことにした二人がやがて、というある意味古典的なラブコメである。別にこういうテーマはどうでもいいというのが僕の本音だが、こういう映画を見て現代のカップルが感心するのだろうか、という疑問も一方では浮かんでくる。 別にセックスフレンド関係の二人は巷に溢れるほどいると思う。そういう二人が恋愛関係に発展するというのは世の道理でもあると思う。好きだけで結 . . . 本文を読む
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ライト・グッドバイ(東 直己 早川書房 2005) 70点

2011-10-20 13:17:54 | 読書遍歴
このところ東の作品を読んでいる。若きころよく出向いたススキノが何となく気になって読んでしまう。しかもいかしたカクテルなどをちびり飲んで人生を考える。(まあ、小説ではそんな静かな時間帯はないが)そんな雰囲気を与えてくれるこの作家のテーマが好きだ。 今回は警察がどうしても手が出せない女子高生行方不明事件の被疑者と親友になってくれという頼みである。そしていやいや会うと、彼が一番好まない種類の男であった . . . 本文を読む
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