うーん、男どもには居場所がないと言うか、これでもか、と言わんばかりに女を見続けさせられる苦痛と言うのも感じてしまうぐらい、アルモドバルという人の常人でないのを今頃になって再確認してしまう。
女どもの映画なのである。強い女の映画なのである。まさにアマゾネスの現代への再来かのように、男の存在が全く見えぬ。
最初の部分だけ夫が登場するが、後は風景でしか男は存在しない。
女のための、女による、女だけの女性 . . . 本文を読む
エンターテイントメントとしてはすでに一流としてお墨付きのシリーズ。レベルがシリーズごとにグレードアップしているので、いつまでかさ上げが保持出来るかが問題なのだが、今回は通常のコンピューターハッカー、国務機密(毎度だが)、身内もので攻めてきた。
まあ、2時間強だれるところが全くないのはすばらしい。これは娯楽映画では秀作も基本点。周りの人間模様も魅力的でいい。脚本、演出の勝利。俳優の織り成すアンサンブ . . . 本文を読む