アルフレート・23・ハルト『Pollock』(Orkestrion Schallfolien、-1997年)を聴く。
Alfred 23 Harth (misc.)
Tomas Peter Fey (misc.) (tracks: 1, 2, 4, 7, 8, 11, 12)
Frank Rothkamm (tracks: 3, 5, 6, 9, 10, 13)
Elliott Sharp (misc.) (tracks: 5, 9, 13)
ハルト氏は「ジャクソン・ポロックをイメージして云々」と言っていたような気がするが、まあ、拾遺集みたいなものである。
トラック2、3、4、6、7、8、10、11、12は廃盤9枚からのリミックス。そのうちトラック3と6は、『A Two Three Age』(1996年)という12インチ盤に収録された3曲のうち2曲。
90年代のエレクトロニクスを使ったサウンドであるからさぞ時代遅れだろうと思いきや、そこはヘンな人によるヘンな仕事、時代はもうどうでもいい感じ。先鋭的でも保守的でもなく、古くも新しくもない。「はあ」としか言いようがない手作業であり、それが愉快。なぜかトラック6ではセルゲイ・クリョーヒン臭が漂っている(ような気がする)。
●参照
二コラ・ハイン+ヨシュア・ヴァイツェル+アルフレート・23・ハルト+竹下勇馬@Bar Isshee(2017年)
大城真+永井千恵、アルフレート・23・ハルト、二コラ・ハイン+ヨシュア・ヴァイツェル+中村としまる@Ftarri(2017年)