『喫茶茶会記 - profile 1 -』(2017年、Transistor Press)を読む。
四谷三丁目の喫茶茶会記の店主は福地史人さん。美学を身にまとっているようなカッコいい人である。しかしその福地さんがほぼ同い年であるだけでなく、昔同じ会社にいたことが最近わかり、驚いてしまった。もっとも業態がかなり違ったのではあるけれど、すれ違っていたとしてもおかしくはない。
それはともかく、本書は、開店から10年を迎えた茶会記において表現を行う人たちや、関わりのある人たちが、自分自身のプロフィールらしきものを書いたものである。総勢60余名。スタイルもノリもやっていることもまちまちであり、それがいかにも茶会記。
ここで遭った人も、他で知っていた人もいる。知らない人もいる。それもこれも全部縁。足を運んでいれば、そのうちまた別の縁もできるかもしれない。場というものも縁というものも面白い。「profile 2」も楽しみである。