イーサン・アイヴァーソン w/ トム・ハレル『Common Practice』(ECM、2017年)を聴く。
Ethan Iverson (p)
Tom Harrell (tp)
Ben Street (b)
Eric McPherson (ds)
もちろんイーサン・アイヴァーソンもベン・ストリートもエリック・マクファーソンも気が効いていてカッコよくて素敵である。そんなことはわかっている。しかしもっとはじめからわかっているのはトム・ハレルがトム・ハレルであることだ。もう主役は決まりであり他の腕利き3人の影はどうしても薄くなるのは仕方がない。
トム・ハレルのトランペットは、ナチュラルに震え、雲を作り、妙なところから吹き始めて妙なところに着陸する。奇妙な円環、その繰り返しのスタンダード集。ひとりでスタンディングオベーションをしている、泣き笑いしながら。
●イーサン・アイヴァーソン
アルバート・"トゥーティー"・ヒース『Philadelphia Beat』(2014年)
●トム・ハレル
トム・ハレル『Infinity』(2018年)
トム・ハレル『Something Gold, Something Blue』(2015年)
トム・ハレル@Cotton Club(2015年)
トム・ハレル@Village Vanguard(2015年)
ジョン・イラバゴン『Behind the Sky』(2014年)
トム・ハレル『Trip』(2014年)
トム・ハレル『Colors of a Dream』(2013年)
デイヴィッド・バークマン『Live at Smalls』(2013年)
ジム・ホール(feat. トム・ハレル)『These Rooms』(1988年)