およそ3年ぶりに、辺野古を訪れた(2010年8月)。前回同様、24wackyさんのご案内である。
テント内は和やかだ。海は、リーフを境にした色のグラデーションが素晴らしかった。テント前は砂浜と干潟との間のような雰囲気で、砂団子がびっしり。炎天下しゃがんでしばらく見ていると、砂団子の製作者コメツキガニが穴から姿を見せた。これをまともに撮るには、マクロレンズで這いつくばって動かずに待っていなければならないだろう。
防波堤の先まで歩いて行き、テント前に戻ってくると、娘が怒ったような顔をして待っていた。
テント Pentax LX、FA77mmF1.8、Velvia100、DP
コメツキガニの砂団子 Pentax LX、FA77mmF1.8、Velvia100、DP
辺野古の海 Pentax LX、FA77mmF1.8、Velvia100、DP
ちょっと前から話は聞いていたが、『沖縄タイムス』にも報道されている(2010年8月27日)ように、キャンプ・シュワブとの境界線の鉄条網が撤去され、「壁」が設置される。子どもが鉄条網を自由にくぐりぬけ、「良き隣人」の基地に入り込む姿を描いた映画『ホテル・ハイビスカス』(中江裕司)の無邪気な魂胆を、腹立たしく思い出してしまう。
『沖縄タイムス』(2010年8月27日)
またしても有難うございました。「壁」、民主党代表選、さて・・・。