Sightsong

自縄自縛日記

ウォルフガング・ムースピール『Where the River Goes』

2018-10-16 23:42:00 | アヴァンギャルド・ジャズ

ウォルフガング・ムースピール『Where the River Goes』(ECM、2018年)を聴く。

Wolfgang Muthspiel (g)
Ambrose Akinmusire (tp)
Brad Mehldau (p)
Larry Grenadier (b)
Eric Harland (ds)

前作の『Rising Grace』からドラムスが変わっただけである。だがサウンドの印象は格段に良い。

リズムやスピードを柔軟に変更し、それによって生まれる時空間が、雲の切れ間の光を思わせる。その例えでいうと、ウォルフガング・ムースピールが雲、アンブローズ・アキンムシーレが日差し。サウンドは気持ちよく溶け合っている。またブラッド・メルドーは過剰な美に流れることなく抑制しているようであり、それがまた良い。

●ウォルフガング・ムースピール
ウォルフガング・ムースピール『Rising Grace』
(2016年)


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