Sightsong

自縄自縛日記

グレゴリー・ポーター『Take Me To The Alley』

2016-09-07 06:49:44 | アヴァンギャルド・ジャズ

グレゴリー・ポーター『Take Me To The Alley』(Blue Note、2015年)を聴く。

Gregory Porter (vo)
Alicia Olatuja (cho)
Chip Crawford (p)
Aaron James (b)
Emanuel Harrold (ds)
Keyon Harrold (tp)
Yusuke Sato 佐藤洋祐 (as)
Tivon Pennicott (ts)
Ondrej Pivec (organ)
KEM (vo)
Lalah Hathaway (vo)

グレゴリー・ポーターは、実は前作まで試聴してもピンとこなかった歌手なのではあるが、先日、飛行機の中でこの盤を聴いていると思いがけずやられてしまった。好みなんてそんなものである。

豊富な音量をコントロールして繰り出してくるバリトン・ヴォイスに、理屈を超えた説得力がある。バックもなかなか良くて、チップ・クロフォードのピアノや、佐藤洋祐とティヴォン・ペニコットのサックスにも、耳が追随してゆく。

「Insanity」は、このメンバーでの録音に加え、レイラ・ハサウェイとの共演のトラックも入っていて、聴き比べると愉しい。前者はキーヨン・ハロルドのトランペットをフィーチャーしており、後者はオンドレ・ピヴェックのキーボードが雰囲気満点。それにレイラの深い声。

●参照
レイラ・ハサウェイ『Live』


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