Sightsong

自縄自縛日記

スピーカーのケーブルを新調した

2009-10-12 00:19:00 | アヴァンギャルド・ジャズ

部屋が本だのゴミだので溢れ、もうどうしようもない状態になったため、この1週間余りでバッポンテキな改造を行った。ああ汚い。スピーカーも部屋の中の通行を妨げていたので何とかうまく配置したが、そうするとケーブルの長さが足りなくなり、やむなくオーディオユニオンに足を運んだ。

これまでは、米JPS Labsの「Super Blue」という水のホースのように見えるケーブルを使っていたが、もう扱っていないという。店員と相談して、ドイツ・InakustikのLS-502というケーブルを選んだ。白と黒を組み合わせた模様で、これもスピーカーケーブルには見えない。

まずはテストしてみようと、ビル・エヴァンス『Waltz for Debby』(1961年、Riverside)を聴いてみる。ジャズ・ファンなら知らぬ者はない盤であり気恥ずかしいが、何しろ演奏が素晴らしく、録音の臨場感がただごとでないため、いまだ聴き飽きないのだ。再生してみると、今までより断然、楽器それぞれの音が主張してクリアに聴こえる。グラスの音や咳払いの声も生々しい。

次に賑々しいものを聴こうと思い、ルイ・ヘイズ『The Real Thing』(1977年、原盤Muse)を再生する。ヘイズの特徴的なシンバルが、無意味なほど風圧強く迫ってきて、これも再発見したような気になる。フロントは、ルネ・マクリーン(サックス)、ウディ・ショウ(トランペット)、曲によってスライド・ハンプトン(トロンボーン)が加わる。実はルネ・マクリーンのストイックなサックスが好きなのだ。シンバルが離脱したためもあり、管楽器がびしびし鳴って嬉しい。

ケーブルひとつでここまで変わるとは思わなかった。

●参照
オルトフォンのカートリッジに交換した


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (横井)
2009-10-13 19:05:05
『ワルツ・フォー・デビー』はロングセラーですね~。たまに聴くとやっぱりいい。私のテスト盤はいまだに『アート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズムセクション』です。まるでジャズオヤジ…。(大汗)
Unknown (Sightsong)
2009-10-13 23:21:56
横井さん
それは本当に、おそれながら、ジャズオヤジですね(笑)。アート・ペッパー、そういえばずっと聴いていません。内省的な『モダン・アート』や、後期のエルヴィン・ジョーンズとのライヴ盤なんか好きなのですが、もう手元にない有様です。

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