Sightsong

自縄自縛日記

スティーヴ・スワロウ『Into the Woodwork』

2013-06-15 01:17:51 | アヴァンギャルド・ジャズ

スティーヴ・スワロウ『Into the Woodwork』(WATT、2011年録音)を聴く。

Chris Cheek (ts)
Steve Cardenas (g)
Carla Bley (org)
Steve Swallow (b)
Jorge Rossy (ds)

作曲はすべてスワロウによる。官能的で、甘酸っぱいような旋律が続く。明らかにスワロウの個性である。

スワロウとカーラ・ブレイによるデュオのライヴ映像を持っているのだが、他人が視てはいけない愛の交歓の私的空間のようだった。ここでもカーラ・ブレイはオルガンで参加。その格好よさとスワロウとの相性のよさといったらない。

ホルヘ・ロッシの才気煥発なドラミングもまた聴きどころ満載。

1時間、憑依されたように堪能し、それを繰り返す。愛あり、哀しみあり、悦びあり。曲も演奏もすべてが本当に素晴らしい。時に内的な盛り上がりを覚え、涙が出そうになる。聴いてよかった。大推薦の1枚。

●参照
カーラ・ブレイ+スティーヴ・スワロウ『DUETS』、渋谷毅オーケストラ


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