Sightsong

自縄自縛日記

ダンテ・ラム『魔警』

2014-09-13 00:16:16 | 香港

香港からの帰国便で、ダンテ・ラム『魔警』(That Demon Within)(2014年)を観る。

香港警察の主人公(ダニエル・ウー)は、生真面目だが、精神のバランスを欠き、しばしば暴走する。理由は、幼少時のトラウマであった。

宝石犯グループを追うが、その中心人物(ニック・チョン)は、主人公の幼少時に父親を殺した人物であり、その報復として殺した人物であり(つまり、もうこの世にはいない)、また自分の二重人格的な存在でもある。

出来が良いとはとても言えないサイコ・ホラー。せっかくのジョニー・トー映画の常連ニック・チョンを活かしてもいない。こんな映画作ってんじゃない。『火龍』(2010年)も、冴えない映画だった。ダンテ・ラムは自分には合わないようである。

●参照
ダンテ・ラム『コンシェンス/裏切りの炎』


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