ストーレ・リアヴィーク・ソルベルグ『True Colours』(2017年)を聴く。
Ståle Liavik Solberg (ds, perc)
ドラムス・パーカッションによるソロ集。
ジョン・ブッチャーやメテ・ラスムセンとの共演が面白かったソルベルグだが、ソロも面白い。かれは音の効果を削り絞って尖った周波数の山を創ることはしていない。それよりも、叩くものも叩かれるものも敢えて柔らかく設定し、叩いた後のそれらのマテリアル内における響きと、場における響きをいちいち試しているように聴こえる。響きの試行は自分自身にフィードバックされているようであり、向かう姿勢もまた柔軟。
●ストーレ・リアヴィーク・ソルベルグ
ジョン・ブッチャー+ストーレ・リアヴィーク・ソルベルグ『So Beautiful, It Starts to Rain』(2015年)
シルヴァ+ラスムセン+ソルベルグ『Free Electric Band』(2014年)
2016年の「このCD・このライヴ/コンサート」