プラットフォーム『Flux Reflux』(clean feed、-2017年)を聴く。
Platform:
Xavier Charles (cl)
Katrine Schiøtt (cello)
Jan Martin Gismervik (ds)
Jonas Cambien (p, casio SK1)
タイトルを借りるなら、4本のフラックスがある。並行して流れながら、息遣いが相互の糊となり、撥音が揺るがしあい。そのような相互干渉的で共存的なインプロが内部的にリズムを見出していくようであり、鼓動を持つフラックスが不可逆的に生み出されてゆく。これはスリリングというべきなのだろう。
それにしてもグザヴィエ・シャルルのクラリネットが魔術的。リードやタンポの撥音も、響きも、やはりクラは木管だなと思わせてくれる魅力もある。
●グザヴィエ・シャルル
齋藤徹+かみむら泰一、+喜多直毅、+矢萩竜太郎(JazzTokyo)(2014-16年)