Sightsong

自縄自縛日記

ハンプトン・ホーズ『Live at the Jazz Showcase in Chicago Vol. 2』

2017-04-08 20:44:53 | アヴァンギャルド・ジャズ

ハンプトン・ホーズ『Live at the Jazz Showcase in Chicago Vol. 2』(Enja、1973年)を聴く。

Hampton Hawes (p, vo)
Cecil McBee (b)
Roy Haynes (ds) 

『Vol. 1』は、ハンプトン・ホーズと組んだ顔ぶれが意外でつい聴いてしまい、内容もとても良かった。本盤もその後中古棚で見つけることができた。

何しろ西海岸のホーズに対し、シカゴや東海岸のセシル・マクビーとロイ・ヘインズ。生年はヘインズ(1925年)、ホーズ(1928年)、ちょっと離れてマクビー(1935年)の順。ヘインズもマクビーも現役、それもまた凄いことである。

ここでは、ホーズのブルージーで程よいバランスを保ったピアノがやはり気持ちいい。しかし主役はマクビーのベースである(ヘインズはあまり目立たない)。重たすぎずもちろん軽くもなく、ミドルウェイト級ボクサーのような雰囲気で実に力強く音楽を駆動する。たとえば長い「Spanish Mode」というホーズのオリジナル曲におけるマクビーのソロなんて抜群で、鼓膜がスピーカーに貼りつく。

またマクビーのプレイを観ることはできるのかな。

●ハンプトン・ホーズ
ハンプトン・ホーズ『Live at the Jazz Showcase in Chicago Vol. 1』
(1973年)

●セシル・マクビー
エルヴィン・ジョーンズ+田中武久『When I was at Aso-Mountain』(1990年)
アミナ・クローディン・マイヤーズのベッシー・スミス集(1980年)
チコ・フリーマンの16年(1979, 95年)
チコ・フリーマン『Kings of Mali』(1977年)
セシル・マクビー『Mutima』(1974年)

ハンプトン・ホーズ『Live at the Jazz Showcase in Chicago Vol. 1』(1973年)


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