Sightsong

自縄自縛日記

大倉正之助『破天の人 金大煥』

2018-12-06 21:53:26 | アヴァンギャルド・ジャズ

大倉正之助『破天の人 金大煥』(アートン、2005年)を読む。

晩年の金大煥と近い関係にあった人による伝記。また著者だけでなく、金大煥の存在に魅入られた人たちの言葉も多く収録されている。もちろん韓国最初のフリージャズユニットを組んだ姜泰煥と崔善培。さがゆき。姜垠一。大木雄高。近藤等則。(さがゆきさんの思い出は面白くてつい笑ってしまう。)

わたしは金大煥のプレイをナマで観ることができなかった。もっと早くからこの凄みに気付いていれば・・・。それにしても、本当に極端で愉快な人だったんだろうな。

著者も共演した1994年のライヴ(金大煥、崔善培、広瀬淳二、大倉正之助)は、残念ながらクラウドファンディングの目標額に届かず、リリースされなかった。わたしも手を挙げたよ。本当に惜しい。

●金大煥
齋藤徹ワークショップ「寄港」第ゼロ回@いずるば(2017年)
友惠しづね+陸根丙『眠りへの風景』
(2012年)
金大煥『黒雨』(1991年)
ジャズ的写真集(6) 五海裕治『自由の意思』


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