Sightsong

自縄自縛日記

『民藝』@世田谷美術館

2024-05-21 23:16:51 | アート・映画

週末に世田谷美術館に足を運び『民藝』展。

あまりにも愉しくて、同行した友人とずっとああ良いああ良いとおしゃべり。2021年の近美での『民藝の100年』展は民藝運動の意義や歴史を把握できるものだったけれど、今回の展覧会はもっと身近な感覚、これぞ生活のなかの美。

アイヌの紋様も、沖縄の紅型も、小鹿田焼の飛び鉋模様も、山陰の民藝運動家・吉田璋也がプロデュースした牛ノ戸焼も良かった。(ところで京都の芯切鋏はたいめいけんのロゴに似ているような。)

●参照
鶴見俊輔『柳宗悦』
『民藝の100年』展@東京国立近代美術館
アイヌの美しき手仕事、アイヌモシリ
「日本民藝館80周年 沖縄の工芸展-柳宗悦と昭和10年代の沖縄」@沖縄県立博物館・美術館
短編調査団・沖縄の巻@neoneo坐
「まなざし」とアーヴィング・ペン『ダオメ』


木下和重+池上秀夫+鈴木學@なってるハウス

2024-05-21 07:29:30 | アヴァンギャルド・ジャズ

入谷のなってるハウス(2024/5/20)。

Kazushige Kinoshita 木下和重 (vln)
Hideo Ikegami 池上秀夫 (b)
Manabu Suzuki 鈴木學 (electronics)

日常生活で茶を飲むように宇宙音を出す鈴木さんも、なにやら対話を続けていたと思うとコントラバスの領域になってコントラバス奏者と化す池上さんもとてもおもしろかった。そしてはじめて目にする木下さんの全身音遊びがすばらしい。音のスイートスポットを見つけて一心不乱に遊んでいる。小刻みに弓を動かしているときは集中して頭も震えているし、弓で膝下を叩いたあとには脚を前に動かしたりして(脚気のテストなのか?)。あまりにも愉快だったので終演後に笑顔で近づこうかと思ったが引かれそうなので帰った。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8

●池上秀夫
Ensemble 響む@入間市文化創造アトリエ・アミーゴ ホール(2023年)
マクイーン時田深山+池田陽子+池上秀夫 ― 弦弦弦@喫茶茶会記(JazzTokyo)(2020年)
種まき種まかせ 第3回ー冬の手ー@OTOOTO(2019年)
長沢哲+近藤直司+池上秀夫@OTOOTO(2018年)
種まき種まかせ 第2回ー秋の手-@Ftarri(2018年)

●鈴木學
今井和雄、2009年5月、入谷(2009年)