SERIE A 第20節 1/6(土) 15:00@チーロ・ヴィゴリート(ベネヴェント) 主審:マンガニエッロ氏(Pinerolo出身)
サンプドリア 2 - 3 ベネヴェント(前半1-0)
・前半(46分)サンプドリア[1] カプラーリ
・後半(24分)ベネヴェント[1] コーダ
・ (39分)ベネヴェント[2] コーダ
・ (47分)ベネヴェント[3] ブリニョーラ
・ (49分)サンプドリア[2] コフナツキ
↑↑©sportal.itより
落胆の試合後のイレブン・・・
最下位、まだ1勝しかしてない相手にまさかの逆転負け。重傷だ。ただこの相手が1勝17敗のチームには感じなかったが・・・
[試合前情報]
2018年年明け最初の試合、後半戦初戦。1月6日はイタリアではエピファニア(公現祭)と言うカトリックの祝日の為にお休み。その日に試合が組まれた。開幕からずっと好調だったサンプだが、12月頃から不調に陥り12月はコパも含めて1勝1分4敗。ただ最後のスパル戦に勝てたので、格下が続くこのベネヴェント戦もアウェイだが勝点3欲しい所だ。
ベネヴェントはセリエA初挑戦だが、強烈なAの洗礼を浴びており現在1勝1分17敗でダントツの最下位。開幕から14連敗と言う不名誉な記録を作ってしまったが、ミラン戦で元サンプのGKブリニョーリのロスタイムの起死回生の同点ヘッドで引き分けに持ち込み連敗を止める。そして前節は遂にキエーヴォに勝ってセリエA初勝利。調子は上向きだ。開幕戦で対戦した時はやや苦戦したがサンプが2-1で勝利。ただその時のバローニ監督は解任されており、デゼルビ監督が指揮を取る。この日のスタメンも開幕戦で対戦した時からだいぶ変わっていた
⇒http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/273f9789dd8fc792e4af7e807487c9e5
さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。前節のスタメンからは左SBだけが変わった。ストリニッチが前節負傷して、ただムッルーでは無くレジーニが先発。またサパタの怪我はまだ完治しておらず、ベンチには入ったがスタメンはカプラーリ。右SBは前節に引き続きサーラが先発した。その他のメンバーは前節同様。リネッティもベンチ入りはしている。ちなみにレジーニがスタメンに戻ってきたが、キャプテンマークはクアリアレッラが巻いた。ついにそういう事か。元ベネヴェント勢はいない
SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ
クアリアレッラ(cap)カプラーリ(67分コフナツキ)
ラミレス
プラート(59分リネッティ)バッレート
トレイラ(76分ヴェッレ)
レジーニ サーラ■82分
フェラーリ シルヴェストレ
ヴィヴィアーノ
ベンチ:GKプッジョーニ、トッツォ DFアンデルセン、ドド、ベレシンスキ、ムッルー
MF - FWテッシオーレ、サパタ
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一方のベネヴェントはデ・ゼルビ監督の4-3-1-2。アンダータで対戦した時と同じスタメンは2トップとDF4人中の3人、あとGK。中盤は全員メンバーが違った。GKはスロヴェニアのベレッツ。ミラン戦で値千金のゴールを決めた元サンプのブリニョーリは控え。DF-4バックはキャプテンのルチョーニと元サンプのアンドレア・コスタがCB。MFはメムシャイとヴィオラ、ロンバルディ。前回の対戦でゴールも決めた攻撃のキーマン「チチレッティ」が怪我で不在。代わりにトップ下に抜擢されたのが弱冠18歳のブリニョーラ。背番号は99番。FW-2トップはコーダとプスカシュ。プスカシュはインテル下部組織出身のルーマニア代表。元サンプ勢はGKの控えブリニョーリ、DFコスタ
BENEVENTO(4-3-1-2) 監督:ロベルト・デ・ゼルビ
プシュカシュ コーダ
(58分ダレッサンドロ)
ブリニョーラ
ヴィオラ ロンバルディ(81分ジャムフィ)
メムシャイ
ヴェヌティ ジムシティ
コスタ ルッチョーニ(cap)
(46分ビロング)
ベレッツ
GKブリニョーリ DFレティツィア、スパランデオ、グラヴィホン
MFデル・ピント、チブサー、 FWアルメンタロス、ヴォルピチェッリ
*備考:退場:後半38分サーラ;前半32分ブリニョーラ,後半15分バッレート;年間チケット保有者数7.763,有料入場者数3.600;芝状態完璧では無い
↑↑©panorama.itより
★この日も最近流行りの土曜日15:00時キックオフで行われたゲーム。
カンパーニャ州、ベネヴェントでジャンパオロはデ・ゼルビとにっこり2ショット
<あらすじ>
ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=8lSPzOTQtWs
前半17分 惜しい!右CKからクアリアレッラのグラウンダーのパス⇒トレイラがダイレクトでミドル⇒わずかに右上に外れる
34分 ラミレス、股抜きからスピードに乗ったドリブル⇒そのままミドル⇒良いシュートだがGK正面
ロスタイム1分
前半46分 カプラーリGoooooL:1-0
→クアリレッラがラミレスとのワンツーでペナ内に侵入して左足シュート⇒GKがなんとか弾くが、詰めてきたカプラーリがこれを押し込んで先制!!
↑↑©virgilio.itより
そのまま終了
前半は1-0。ポゼッションはサンプ14分25秒:ベネヴェント9分14秒。前半は圧倒的にサンプが支配。ただ決定的なチャンスはなかなか作れず、やはりサパタ、リネッティ、ストリニッチの不在を少し感じさせた。このまま前半は0-0なのかなーと思ってたらロスタイム土壇場で1点先制。これは良かった。前半はほとんど危なげなかったが、後半ベネヴェントがどんな反撃に出てくるか?
後半1分 元サンプのコスタに代わって昨日マリボルから加入したばかりのフランス人、ビロング投入。彼が右SBに入り、右SBだったジムシティがCBに
5分 バー!左サイドからプスカシュのゴールに向かうクロス⇒ファーでコーダが右足ボレーで合わせる⇒ヴィヴィアーノが素晴らしい反応でバーに逃れる
10分 ポスト!ペナすぐ外からコーダのミドル⇒ヴィヴィアーノも届かないが、今度はポストに救われる
13分 プスカシュに代わってダレッサンドロ投入
14分 プラートに代わってリネッティ投入。リネッティ久々の登場
15分 ベヌーティを倒したバッレートにイエロー■
18分 左サイドからクロス⇒ブリニョーラ合わせる⇒フェラーリのクリア
22分 カプラーリに代わってコフナツキ投入
後半24分 コーダGoal:1-1
→ペナ内でボールを受けたコーダ。切り返して左足インフロントでカーブをかけたシュート。これが豪快にネットに突き刺さる。コーダ3度目の正直で同点・・・
26分 ヴィヴィアーノ!スピードに乗ったドリブルでペナ内に侵入してきたダレッサンドロのシュートをパンチング
31分 傷んだトレイラに代わってヴェッレ投入
36分 ロンバルディに代わってジャムフィ投入
37分 サンプのCKをクリアされ、そこから大カウンターを食らう。ダレッサンドロのドリブルを身体で止めたサーラに一発レッド■
後半39分 コーダGoal:1-2
→そのFK。ペナすぐ外、左側からのFKをコーダが壁の上を巻いて直接ゴール。ヴィヴィアーノ触るも及ばず。コースはやや甘かった気もしたが・・・逆転を許す
ロスタイム4分。
後半47分 ブリニョーラGoal:1-3
→カウンター、左サイドからコーダのクロス⇒真ん中に詰めてきたブリニョーラがスライディングで押し込む。ブリニョーラは18歳にして、嬉しいセリエA初ゴール。ダメ押し・・・
↑↑©tiscali.itより
後半49分 コフナツキGoooooL:2-3
→ラミレスのスルーパスからコフナツキが角度少ない所から決める。ただ遅すぎた。焼石に水ゴール。ゴール決めた直後に試合終了。2-3・・・・
(ポイント)
・ポゼッションはサンプ23分56秒:ベネヴェント22分26秒
・シュート数はサンプ10本(枠内6本):ベネヴェント12本(枠内9本)
・後半はうって変わってベネヴェントが良かった
・サンプは慢心も有ったか。ただベネヴェントも1勝17敗のチームとは思えない
・1-1の引き分けで、あーあ取りこぼしたかと思ってたらそれどころじゃなかった・・・
・交代で入ったダレッサンドロが特に流れを変えた。
・MVPは間違いなくコーダ。2得点1アシスト1バー1ポスト
・トレイラが怪我で退いたのも響いたか
・サーラの退場も痛かったが、チーム全体の責任だろう
まぁ、信じられない負けだ。前半終わった時点ではこの展開は全く予想してなかった。せっかく前節勝ったのに、それをフイにする逆転負け。内容うんぬんより、1勝しかしてない最下位に敗北は言い訳の仕様が無い。ただここで2週間の冬休みに入る。12月から調子を崩しており、怪我人も抱えているサンプに取っては良い休暇となるか。・・・というかこれで復活してもらわなければ困る。
冬のメルカートは、あまり動きを見せていない。それで良いと思う。何とか冬には売らずにこのメンツで1シーズン戦ってみたい。余剰戦力の整理は有るだろうが。2週間の休みの後にはフィオレンティーナ、そしてイタリアっぽい日程の悪戯で、水曜日にローマ(雨で中止になった3節の延期試合)、なぜか日曜にもローマ。1週間の間に強豪と3連戦。いきなり山場が来る。幸い変わらず6位はキープしてるので、ここから巻き返しだ!
Foooooooorza Saaaaaaaamp!!
次節:セリエA 第21節 2017年 1/21(日) 対フィオレンティーナ@ジェノヴァ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00)
’17-’18 SERIE A
19試合 9勝3分7敗 勝点30 得点36 失点29 得失点差+7 現在 6位(1試合未消化)