2017-18 SERIE A 第17節 SAMPDORIA 0-1 Sassuolo 90分に決勝点を決められ、痛恨の負け

2018-01-19 15:46:44 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第17節 12/17(日) 15:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:ガヴィルッチ氏(Latina出身)

サンプドリア 0 - 1 サッスオーロ(前半0-0)

・後半(45分)サッスオーロ[1] マトリ

 

↑↑©canalesassuolo.itより

サンプティフォージに抜群の人気を誇る”ベッペ”イアキーニ、マラッシへの凱旋試合

互角の展開から終了間際にPKを止めて、「勝ちたかったけど結果なんとか引き分けか~」と思っていたら、さらに点を取られて敗戦・・・

[試合前情報] 

 ミッドウィークのTIMカップの試合を挟んでリーグ戦に戻ったサンプ。相手は監督が解任されてイアキーニ新監督になったばかりのサッスオーロ。イアキーニ体制になってから1勝1分け。昨季のホームでのサッスオーロ戦は劇的な試合に。2点取られてから終了間際から3点取って大逆転。サッスオーロは侮れない相手で、常に接戦、しかも打ち合いになる試合が多い気がする

http://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/6d9174b1d782b8106d99ecb7d9df3e18

  さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。ミッドウィークのTIMカップでターンオーバーを敷いたので、この試合はほぼレギュラー。リネッティが引き続き怪我で不在。左SBはTIMカップからストリニッチが復帰。その他は前節のカリアリ戦と全く同じスタメン。元サッスオーロは特にいない。

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ 

 クアリアレッラ(cap)サパタ(57分カプラーリ) 

      ラミレス(79分コフナツキ)

プラート    バッレート

     トレイラ

ストリニッチ   ベレシンスキ

  フェラーリ シルヴェストレ

     ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKプッジョーニ、トッツォ DFアンデルセン、サーラ、レジーニ、ムッルー

MFジュリチッチ、ヴェッレ、カペッツィ、イヴァン FW -

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 一方のサッスオーロはイアキーニ監督の4-3-3。GKは若手期待のコンシーリ。DFはセンターをアチェルビとサンプにも来そうだったゴルダニーガが固める。右はスペイン人、ユーヴェ保有のリローラ。左のペルーゾもビッグクラブ経験を持つ実力者だ。中盤はミスター・サッスオーロのマンニャレッリが中央を務めキャプテン。左を元サンプの左の大砲ダンカン、右を運動量抜群のミッシローリが固める。3トップは昨季クロトーネで名を上げて帰還したファルチネッリがCF。右に代表のベラルディ、左にドリブル抜群のポリターノ。元サンプ勢はMFのダンカン、あとはイアキーニ監督

Sassuolo(4-3-3) 監督:ジュゼッペ・イアキーニ 

    ファルチネッリ(91分カンナヴァーロ)

ポリターノ(88分ラグーザ)ベラルディ(73分マトリ)

ダンカン       ミッシローリ

     マンニャレッリ(cap)(40分ファリアス)

ペルーゾ       リローラ

  アチェルビ ゴルダニーガ

      コンシーリ  

GKマルソン、ペゴーロ DFガッツォーラ、ロジェリオ

MFマッツィテッリ、フラッテシ、カッサータ FWスカマッカ、ピエリーニ

 備考:警告:前半38分ファルチネッリ,後半4分リローラ,22分ラミレス,27分ベラルディ,48分コンシ-リ;年間チケット保有者数16.513 (1試合平均166.955 euro),有料入場者数1.050(21.750 euro);芝状態そこそこ 

★日曜日15:00時キックオフで行われたレギュラーゲーム。

前々関係ないけど、スタンドには当時イアキーニの教え子でもあった、かつて ”未来のキャプテン”と呼ばれていた元サンプのクルスティチッチが自国リーグのバカンスを利用して観戦に訪れていた。

↑↑©genovapost.comより 


<あらすじ> 

ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=8U8nySDDkqk

 

前半19分 惜しい!左サイドからストリニッチがグラウンダーのクロス⇒戻りながらDFがスライディングでクリアに行く⇒そのこぼれがあわやオウンゴール。。。しかし触られたおかげでファーに詰めていたクアリアレッラは触れず

   19分 その右からのCK⇒シルヴェストレが強烈なヘッドで合わせるが、わずかに右に外れる

   22分 ペナすぐ外でトレイラが倒されてFK獲得⇒サッスオーロのGKコンシーリは、その壁をニアを空けてファーを防ぐ形で立たせる。最近の流行はこうなのかな??

   32分 左からのCK。ニアでバッレートがヘッドですらす⇒後ろでサパタがヘッドするがふかす

   37分 ファールを取ってもらえなかった事に文句を言い続けたファルチネッリにイエロー

   40分 サッスオーロの波状攻撃!右サイドからのクロスをファーでポリターノのボレー⇒ヴィヴィアーノがセーブ⇒こぼれ球をダンカン左足ミドル⇒フェラーリがブロック⇒こぼれ球をファルチェネッリがシュート⇒再びヴィヴィがセーブ!!

   41分 そのCK、クリアで高々上がったボールをポリターノがダイレクトボレー⇒わずかに外れる

   44分 惜しい!右サイドからペナ内に侵入したベレシンスキ。グラウンダーでマイナスの折り返し⇒クアリアレッラがトラップしてシュート⇒DFに当たって外れる

ロスタイム0分。そのまま終了

前半は0-0。ポゼッションはサンプ16分35秒:サッスオーロ6分39秒。確かに前半はチャンスもかなり作ったが、この数字ほど圧倒してはいなかったと思うが。ボールは回していたが、効果的なチャンスの数は同じずつぐらいか。25分までのチャンスで点を取れていれば、大分展開も変わったんだろうなぁ。イアキーニのチームは、ピッチ全体をダイナミックに使う感じだ。サンプでの4-3-1-2の時もそうだったな。レナン-オビアング-ムナーリの中盤だった。さて後半、点を取って勝たねば

後半4分 サパタを倒したリローラにイエロー

   7分 ポリターノ、カウンターから左サイドを独走。ベレシンスキを振り切りペナ内に侵入してシュート⇒わずかに右に外れる

  12分 サパタに代わってカプラーリ投入。最初ラミレスを下げる予定だったが、直前にサパタが傷んで急遽変更した模様

  21分 ラミレスにイエロー。度重なるファールのせい

  28分 ストリニッチにヘッドの競り合いで肘打ちをしたベラルディにイエロー

  28分 そこで少し傷んだベラルディに代わってマトリ投入

  34分 ラミレスに代わってコフナツキ投入

  36分 右からのポリターノのクロス⇒フェラーリの手に当たってしまいPK

  37分 ヴィヴィアーノ、PKセーブ!ヴィヴィアーノがポリターノのPKを左に飛んで完璧なセーブ!こぼれを折り返され、ごちゃごちゃになるが、トレイラが身体を張って懸命のセーブ(ちょっとこれもハンドっぽかったが)。

  43分 ポリターノに代わってラグーザ投入 

後半45分 マトリGoal:0-1 

→左サイドからラグーザのクロス⇒ニアにきたボールをマトリが左足ボレーできれいに合わせる⇒ボールはゴール左隅に吸い込まれる・・・マトリ、セリエA通算90ゴール目

↑↑©il secolo XIXより 

ロスタイム6分

  46分 ファルチネッリに代わってカンナヴァーロ弟投入。守備強化して時間稼ぎ

そのまま試合終了。0-1・・・・・ 

(ポイント

・ポゼッションはサンプ29分23秒:サッスオーロ15分44秒

・シュート数はサンプ8本(枠内4本):サッスオーロ13本(枠内11本)

・PKを止めたので引き分けかと思いきや、さらにもう1段階ドラマが有るとは・・・

・サッカーはボールを回せば良いゲームでは無い。スタッツが示す通りボールは持っていたがチャンスは最終的にサッスオーロの方が多かった

・連戦の疲れか、全体的に動きがスローな気がした。特にサパタが良くない(良い時に比べれば)。最終的に怪我して引っ込んだが・・・

・ラグーザ、マトリの2人の交代選手にやられてしまった。マトリはさすがにセリエで点を取ってきたストライカーと言うところを見せた

ヴィヴィアーノはカリアリ戦の汚名返上で、PKストップ以外にも頑張っていた。最後の失点はGKはノーチャンスだろう

★ちなみにこの試合の前に、GKコーチが変わって2002-03にはサンプの正GKも務めたルイジ・トゥルチが就任した。懐かしい。派手では無かったが、実力者だったなー

↑↑©cesenamio.itより 

  わざわざTIMカップでターンオーバーで主力を休ませながらこの敗戦は非常に痛い。またもや終了間際の勝点逃し。これはメンタルによるところが大きいのだろう。リーグ戦はここ4試合で1分け3敗。キエーヴォ、DERBY、ユーヴェ相手で3連勝した勢いはどこに行ってしまったのだろう。次は強敵ナポリ。立て直しが必要だ。

Foooooooorza Saaaaaaaamp!!

次節:セリエA 第18節 2017年 12/23(土) 対ナポリ@ナポリ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00

’17-’18 SERIE A

16試合 8勝3分5敗 勝点27 得点30 失点23 得失点差+7 現在 6位(1試合未消化)