2016-17 SERIE A 第4節 SAMPDORIA 0-1 Milan 押していたが、一つのミスが命取りに・・・

2016-09-20 23:13:57 | ほぼ週刊サンプ通信 '16-'17

SERIE A 第4節 9/16(金)20:45@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ)  主審:イッラーティ氏(Pistoia出身)

サンプドリア 0 - 1 ミラン(前半0-0)

  • (後半40分)ミラン[1] バッカ

ミラン相手に互角以上の戦いを見せるが、得点を奪えずもったいない敗戦

[試合前情報]

両チームともにほぼ戦前の予想通りのスタメンで迎えたこの試合。試合前には元イタリア大統領のチャンピ氏が先日亡くなったという事で黙とうが。彼はリヴォルネーゼで、私がリヴォルノに住んでいた頃に実家がすぐそばにあった。イタリアへのEURO導入に尽力を尽くした人物だ。イタリアの経済がEUROと共に良くなったわけではないが・・・物価は2倍ぐらいになった。チャンピ氏95歳。黙とう

さて、サンプはやはり”キャプテン”レジーニを左SBにしてCBにシュクリニアールを起用。中盤は練習でアピールを続けたチガリーニの噂もあったが、好調トレイラを変える事は無かった。出場停止のリッキーの代わりはやはりプラート。スタメンデビュー。2トップは絶好調のムリエル&クアリアレッラのコンビ

一方ミランも戦前の予想通り。エースであり好調でもあるバッカは、モンテッラに文句を言ったり規律を乱したために罰としてスタメン落ち。代わりは昨年セリエBの得点王ラパドゥーラ。トレイラの同僚でもあった。元サンプ勢はすでに紹介したので、たくさんいる元ジェノア勢を紹介。ニアング、スソ、アントネッリ、クツカ、ベルトラッチと、若い時にジェノアにレンタルで貸し出されて戻っているパターンが多い。西武の背番号45でもある”ホンダケイスケ”はベンチスタート

↑↑©calcoiweb.euより

金曜ナイターで行われたアンティチポ。試合前両チームの黙とう↑↑

SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ 

   ムリエル  クアリアレッラ

       プラート(69分フェルナンデス)

リネッティ      バッレート(88分シック)

       トレイラ

レジーニ(Cap)   サーラ(30分ペレイラ)

 シュクリニアール シルヴェストレ 

       ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKプッジョーニ DFアムジー、ドド、クラインツ

MFエラモ、パロンボ、チガリーニ、ジュリチッチ FWブディミル

Milan (4-3-3): Donnarumma; Abate, Paletta, Romagnoli, Calabria; Sosa (12′ s.t. Locatelli), Montolivo, Bonaventura; Suso (46′ s.t. G. Gómez), Lapadula (19′ s.t. Bacca), Niang.
ベンチ: Gabriel, Plizzari, Ely, L. Adriano, Honda, Poli, Vangioni, Pasalic.
監督: Vincenzo Montella.

備考:警告:前半39分Lapadula,後半40分Muriel 50分Donnarumma,後半2分Bonaventura 26分Pereira;年間チケット保有者数16.789人(1試合平均164.806 euro),有料入場者数2.919人(87.316 euro);芝状態完璧では無い

<あらすじ>

前半11分 目の覚めるようなオープニングシュート。バッレートからの落としを走りこんで来たトレイラの強烈なミドル。距離はあったが良いシュートで、GKドンナルンマはCKに逃れるのが精一杯

↑↑©goal.comより

  20分 右サイドをムリエルがドリブルでぶち抜いてシュートクロス→GKキャッチ

  28分 ロビングでDFラインの裏へ→抜け出したラパドゥーラがワンバウンドしたボールを、左足でボレー⇒ふかす

  30分 サーラ、筋肉系の怪我で交代。18歳ペレイラ投入。急な出番となったペレイラが入る時に、ベンチでパロンボ・プッジョーニ・チガリーニのベテラン勢がアドバイスしている姿にチームの一体感を感じた

  38分 32.2mのFK。ムリエルのシュートを壁に入っていたラパドゥーラがハンドで止めてイエロー

  43分 チャンス!ショートカウンター、持ち込んだムリエルから右のバッレートへラストパス。やや角度きつかったが、バッレートの強烈なダイレクトシュート→GKパンチングでCKへ逃れる

ロスタイム1分。そのまま終了

↑↑©it.eurosport.comより

前半は0-0。圧倒的なサンプペース。シュート数サンプ6本(枠内2本):ミラン2本(枠内0本)が示す通り、チャンスもサンプの方が多くミランは守勢一方。出場が危ぶまれたトレイラがボールを良く拾い、目立っていた。後はムリエル。強引過ぎる時もあったが積極的に仕掛け、シュートだけで無くパスも選択肢に。反対にクアリアレッラとプラートはそれほど目立たなかったが。出来ればこの流れの時に1点取りたかった・・・

 後半2分 トレイラを倒したボナヴェントゥーラにイエロー

   12分 ソーサに代わって18歳のロカテッリ投入

   13分 スーソの右サイドからカットインしての左足シュート。去年のDERBYでやられた形だったが・・・ヴィヴィアーノ、パンチング

   19分 ラパドゥーラに代わっていよいよバッカ登場

   24分 プラートに代わってB.フェルナンデス投入。プラートも頑張ってはいたが、まだまだこんなもんじゃないだろう

   24分 オフサイド?CKのこぼれ球から、ゴール前に残っていたバッレートのところに来たボールをバッレートがボレーで押し込むがオフサイドの判定でノーゴール。ものすごくオフサイドっぽかったが、リプレーで見ると逆にオフサイドでは無かった・・・

   25分 ニアングとの1対1をファールで止めたペレイラにイエロー。さすがに守備はまだまだか

   28分 ヴィヴィアーノ!バッカの振り向きざまシュート。良いコースに飛んだ素晴らしいシュートだったが、ヴィヴィアーノ何とか反応してポストに逃れる

   34分 ポスト!今度はサンプ。ムリエルがDFと1対1を仕掛ける前に突然シュートクロス。しかしGKドンナルンマ指先で触り、こちらもポスト

   35分 ボナヴェントゥーラ、ペナ内でペレイラに後ろから倒され、PKをアピールするがノーホイッスル。ちょっとPKっぽかった

   38分 今日の審判はPKをとらない

   39分 ゴール!・・・・かと思いきや、ムリエルがトラップから持ち出す際にハンドを取られて逆にイエロー

後半40分 バッカGoal:0-1

→シルヴェストレのパスをシュクリニアールが信じられないトラップミス。スーソがこれをかっさらい、すぐさま絶妙なラストパス。バッカは飛び出してくるヴィヴィアーノを見て、落ち着いて右足アウトで流し込む・・・

↑↑©goal.comより

   43分 バッレートに代わってシック投入。何とか点を取りに行く

  45分 スーソに代わってゴメス投入。守備固め

ロスタイム4分(結局6分くらいあったが)

  47分 Ckの競り合いで、トレイラがロカテッリにつかみ倒されるが、PKは無し。今日の審判は取らない

  49分 最後のFKのチャンスもフェルナンデス、ゴールならず・・・

↑↑©sampdoria.itより

 このまま終了。0-1・・

(ポイント)

・ポゼッションはサンプ23:02対ミラン23:49。ほぼ互角

・シュート数は最終的にサンプ8本(枠内4本):ミラン7本(枠内4本)

・良い流れの中で点が取れなかった事がこの結果につながった

バッカの投入はデカかった。ラパドゥーラとの存在感の差は歴然

・ロカテッリを投入してモントリーヴォがボランチから1列上がったのも大きかった

・この2つのミランの交代と同じころ、サンプも疲れで足が止まり始める

・ただ全体的には後半も含めて互角以上に戦った

シュクリニアールはこの敗戦で何かを学べば・・・

・ペレイラは敵との1対1の際、まず肩をぶつけに行く癖がある

・プラートはセリエAにフィットしてくれば、まだまだ伸びる

 ローマ戦に続き、内容は良かっただけに悔しさが残る2連敗となった。一つのミスが勝敗に直結する怖さ、ヤングサンプは十分味わっただろう。まだシーズン序盤だから許される。この経験が後半戦に生かされ、最終的には大きな果実をつけて戻ってくる事を祈る。幸いパロンボやチガリーニなどの先生役もいる。彼らの経験が必要になる場面も必ず来る。後は冬のメルカートで大量な入れ替えとかをまたして、せっかく若手を重用して育てたのを目茶苦茶にされないように祈る・・・

 さて次はミッドウィークですぐにボローニャ(A)戦、その次の月曜にカリアリ(A)と中4日で連戦が続く。幸いこのミスを取り返すチャンスはある。アウェイとは言え、この2戦よりは落ちる相手。アウェイで勝てなかった去年のチームとの差を見せて欲しい!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!!

次節:セリエA第5節 2016年 9/21(水) 対ボローニャ@ボローニャ 現地18:30Kick Off(日本時間深夜1:30)

’16-’17 SERIE A

4試合 2勝0分2敗 勝点6 得点5 失点5 得失点差0 現在7位タイ



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