
劇的な監督交代劇からわずか4日後
現実は待ってくれずに、早くもエヴァーニ新監督の初陣がやってきました。
マンチョを始めとして愛するクラブの為に、一肌脱いでくれたサンプドーロのメンバーたち。それに我々ティフォージも答えないわけにはいきません。
まずは、2年前と同じ状況を作り出します。当時悪会長フェッレーロからサンプを取り戻す!という事で、当時サンプの本社があったGenova唯一のタワービルディング。Corte Lambruschiniの下に集結して、抗議デモを行いました。その結果フェッレーロは失脚して、サンプから追い出すことに成功したのです。
今回もその再現をという事でティフォージはこのCorte Lambruschini に集結し(もう本社はBogliascoに移転したのでここにはありませんが)、そこからスタジアムまでの道のりをチャントを唄いながら大行進を繰り広げたのです
この試合、なんとセリエBの18位のチームの1試合としては本当に異例の27000人もの観客がマラッシに詰めかけました(ルイジ・フェラリスの収容人数は現在約33,000人)。
その様子はのちほどタップリ!
Sempre Forza Samp!!
💙🤍❤️🔥🖤🤍💙
2024-25 Serie B 第33節 4/12(土) 17:15@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ) 主審:アビッソ氏(Palermo 出身)
サンプドリア 1-0 チッタデッラ
得点者:後半20分シビッリ②
※さて、新監督エヴァーニの注目のフォーメーションは4‐3‐3でした。
マンチーニ監督がアズーリでEuro2020優勝した時と同じフォーメーションですね。私個人的にもずーーーーっと4バックを待望してましたので、やっと!と言う感じです。ピッチ全体に配置される4‐3‐3でエヴァーニは「全員守備・全員攻撃」を標榜します
その初陣。キャプテンのベレジンスキが出場停止。その他 Tutino,Bellemo,Ioannou,Romagnoli,Perisanの5人の怪我人は変わらずで不在。またニアングも軽いケガで先発からは外れました
監督が代わればこうも変わるのか・・・
やはりプロでこのクラスのサッカー選手は一定レベルのスキルは全員持っており。監督の好みや戦術でガラッと出番が変わる事は多々あるでしょう。
この試合でもいきなりそれが如実に表れました。
DFは大体予想通りでしたが、右SBはベレ出場停止だったのでデパオリではなく、ヴェヌーティが先発。デパオリは攻撃力を生かすべく前の右WGで起用されました。
MFが一番のサプライズで、ここまで3監督であまり出番が無かったヴィエイラとベネデッティが先発。レジスタにはセンプリチに再発掘されたリッチが起用されます。またリッチはエヴァーニがイタリアアンダーの監督だった時に起用してるので良く知っています。
また、アッカルディ&センプリチに干されていたボリーニがチームの練習には再合流してますが、まだ登録リスト人数の関係でベンチ入りまではいってません
SAMPDORIA<4-3-3> 監督アルベリコ・エヴァーニ
コーダ(60分ニアング)
シビッリ デパオリ
(79分アキンサンミーロ)
ベネデッティ ヴィエイラ
(86分ジェペス)
リッチ
ベルアット ヴェヌーテ
(86分ヴェロリ) (60分メウレンスティーン)
アルターレ(c) クルト
クラーニョ
ベンチ:GK:ギドッティ、キオッラ DF:リッチョ、フェラーリ
MF:ウデン FW:セクロフ、アビウーゾ
備考:
- 警告:前半5分にパルミエーリ、前半26分にパンドルフィ、前半41分にカプラドッシ、前半45分にシビッリ、後半16分にデパオリ、後半32分にリッチ、後半48分にアキンサンミロが反則プレーにより
- アディショナルタイムは前半2分、後半5分
- シーズンチケット保有者:19,405人(収入:195,258ユーロ)、当日券購入者:7,535人(収入:99,264ユーロ)
- ピッチの状態は良好
Cittadella (3-5-2): Kastrati; Salvi (25′ s.t. Casolari), Pavan, Capradossi; Carissoni, Vita (41′ s.t. Tessiore), Palmieri (25′ s.t. Amatucci), Tronchin (33′ s.t. Voltan), Masciangelo; Okwonkwo (25′ s.t. Rabbi), Pandolfi.
ベンチ: Maniero, Angeli, Matino, D’Alessio, Rizza, Piccinini, Sanogo.
監督: Dal Canto
ベンチ: Maniero, Angeli, Matino, D’Alessio, Rizza, Piccinini, Sanogo.
監督: Dal Canto
※元サンプはテッシオーレ
ちなみに前回のチッタデッラ戦は第11節10/30。その時の先発がこれです↓↓
トゥティーノ コーダ
(70分ペドローラ)
ベッレーモ ベネデッティ
(58分アキンサンミーロ)
イオアノウ ヴェヌーティ
(58分デパオリ)
ジェペス
(58分メウレンスティーン)
ヴリキッチ ベレジンスキ(c)
リッチョ (76分ロマニョーリ)
ヴィスマーラ
📓この試合は0-0の引き分け。かなりの塩試合のスコアレスドローでした。今見ると、この3バックは凄い。よくこれで0点に抑えていたもんだ・・・
※それでは試合内容はこちらからどうぞ
↓↓
(トピックス😎 )
- シュート数はサンプ10 本(枠内3):チッタデッラ5本(枠内0)
- ポゼッションはサンプ57%:チッタデッラ43%
- 前半ロスタイム47分、終了間際。出てたっぽかったけど相手に与えられたCKから失点。結局環境は変わったけど、試合結果は変わらずか・・・と一瞬思いましたが、VARでオフサイドが発覚して取り消し。これは相当大きかったです
- 前半はポゼッション66%、シュート数も7(枠内2):2(枠内0)と押してはいました
- 後半、シビッリのかなり難易度高いヘッドでゴールをこじあけ、あとは気合でそれを守り切った感じ
- ポストプレーも出来ず、スパイクが合わないのか滑りまくっていたコーダ。交代で入ったニアングとの差は歴然でした
- ベネデッティ、ヴィエイラ、リッチの新鮮な中盤もそれぞれなかなかの出来。ベネデッティは一番監督交代を喜ぶべき選手で、アシストも彼からでした
ちなみに交代を使い切って後半の最後の4-3-3はこんな感じでした↓↓
ニアング
アキンサンミーロ ベネデッティ
メウレンスティーン ジェペス
リッチ
ヴェロリ デパオリ
アルターレ(c) クルト
クラーニョ
※途中からデパオリが右SBに下がり。最後は3トップの両翼もアキンとベネデッティと言う本来MFの選手でやや守備的、フィジカル重視の布陣
なんとか貴重なゴールを守り切って・・・
ついに、ついに 勝ったーーーーー!!


ロンバルドは泣いていました
天に向かってこの勝利を捧げてました
「試合終了の笛の後に天に向けて手を挙げたのかって? そう、それはヴィアッリのためだったよ。でもその仕草には、会長のマントヴァーニやミハイロヴィッチ、ボレア、それにジョルジョ・アヤッツォーネといった他の人たちのことも忘れていなかった。ルカ(ヴィアッリ)はきっと喜んでくれたはずだ。彼の夢だったからね。あの光景を見て、“もうこの世にいない人たちも、僕たちの心の中に生き続けている”ということが伝わればと思うよ。
あの雰囲気は、まるで現役選手の頃の感情を思い出させてくれた。試合を観に来ていた何人かの元チームメイトにとっても、きっと同じだったはずだ。当時のあの時代をリアルタイムで体験した幸運なサポーターたちも、すごく感動していたよ。
アップのためにピッチに出なければならないってわかっていたけど、すごく感情が高ぶっていた。ピッチに立って、若い選手たちを見ていたとき、“彼らの力になってあげられたら”って思ったよ。
このスタジアムは本当に素晴らしい。数週間前も、たくさんの観客が集まっていた。マントヴァーニが言っていたように──
『サポーターが歌い続ける限り、サンプドリアは生き続ける』
んだ。」
アツい
アツすぎる!!
さて、以下は世界最凶リーグBの順位です↓↓
- USサッスオーロ・カルチョ 75
- ACピサ 66
- ASDスペツィア・カルチョ59
- USクレモネーゼ 53
- SSユーヴェ・スタビア 50
- USカタンザーロ 48
- USパレルモ 45
- FCバーリ44
- ACチェゼーナ 44
- モデナFC 41
- カッラレーゼ・カルチョ 38
- フロジノーネ・カルチョ 38
- マントヴァFC 37
- ブレシア・カルチョ 35
- FCズュートティロール 35
- UCサンプドリア 35
- ASチッタデッラ 35
- USサレルニターナ 33
- ACレッジャーナ32
- コセンツァ・カルチョ 27(勝点4減点)
※自動昇格
※昇格プレーオフ
※降格プレーアウト
※自動降格
※この結果サンプは降格PO圏内の16位にちょっと上がりました。勝点35でサンプと同勝点が4チーム。11位~19位は勝点6差の団子状態は変わらず。結局最後の最後までわからないでしょう。コセンツァがペナルティで勝点4減されてなければ勝点31。本当に下の方は飛びぬけて弱いチームが1つも無いと言う、まれに見る激戦です。
そして上の方では5試合残してサッスオーロの1年でのセリエA復帰が決定。まぁ本当に強かった。オビアングだけ、おめでとう!(笑)
また、同じリグリア州では、こちらもサンプがスパーリング相手に良く使う「ヴィルトゥス・エンテッラ」のセリエB昇格も決まりました

アントニオ・カッサーノが晩年に所属クラブが無い時に、家が近いの練習させてもらっていたクラブとしても有名ですね。
この結果、LIGURIA州の4クラブは
2025-26シーズン
サンプドリア ⇒Serie AかBかC
ヴィルトゥス・エンテッラ ⇒Serie B
スペツィア ⇒Serie AかB
💩ェノア ⇒Serie AかB
もしかしたらセリエBに4チーム揃うなんて言う可能性もあるかも!?(笑)
そして、サンプがスクデットメンバーを呼び戻してこの成功を果たしたので、💩ェノアも真似して旧スクデットメンバーを呼び戻すことにしたようです
以下がその面子です↓↓

まぁしょうがないですね
最後に💩ェノアがスクデットを獲得したのが1923-24です(笑)
さて、以下が残留争いの今後のカレンダーです

サンプの残り試合はこれ
色々計算した結果、これで行けば残留できることがわかりました
34節 ユーヴェ・スタビア(A) 〇
35節 カッラレーゼ(A) 〇
36節 クレモネーゼ(H) 〇
37節 カタンザーロ(A) 〇
38節 サレルニターナ(H) 〇
これを達成すると勝点50。逆に昇格プレーオフに行ってしまうかもしれません(笑)
ただ実際不可能は無い。カタンザーロがPO圏内決めてやや消化試合みたいになってる可能性があるので、次のユーヴェ・スタビアのアウェイ戦が一番キツいかもしれません。かなりフィジカルに優れるチーム。ここで最低勝点1取れば次につながります。
悲観的な事を言わせてもらうと、チッタデッラ戦の勝利は本当にサポーターの力が大きい。逆に言うとサッカー的には大して変わってない。チッタデッラが大して強くなかっただけです。
さらに悪いニュースとしては10番トゥティーノの再手術が決まり、今季絶望がほぼ確定。代わりに干されていたボリーニが再登録されそうですが、もうここから戦力的な上積みはあまり期待できないでしょう。
まぁ今いるメンツで頑張るのみ
さあ、「サンプドリアらしさ」を見せよう!!!
Foooooooorza Saaaaaaamp!!
’24-’25 世界最凶リーグ Serie B
33試合 7勝14分12敗 勝点35 得点35 失点46 得失点差 -11 16位
次節:セリエB 第34節 2025年 4/21(月) 対ユーヴェスタビア@カステラッマーレ 現地15:00Kick Off(日本時間22:00)
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