
もう、このヒドイ試合の結果を忘れるぐらいのビッグニュースが飛び込んできたので、試合自体はそんなに振り返らなくて良いでしょう・・・😅
勝たなければ行けなかったSpeziaとの対戦で、あっさり完敗
その結果センプリチ監督は解任され、新監督に90年代黄金期の選手でもあったアルベリコ・エヴァーニ氏が就任しました。めでたしめでたしw
その様子はのちほどタップリ!
Sempre Forza Samp!!
💙🤍❤️🔥🖤🤍💙
2024-25 Serie B 第32節 4/6(日) 17:15@アルマンド・ピッコ(ラ・スペツィア) 主審:ラプアーノ氏(Rimini 出身)
スペツィア 2-0 サンプドリア
得点者:後半21分、29分ラパドゥーラ
※さて、サンプはニアングが出場停止から復帰。その他 Tutino,Bellemo,Ioannou,Romagnoli,Perisanの5人の怪我人は変わらずで不在。
この必勝の試合、センプリチは予想外に選手を入れ替えてきました。フォーメーションは3‐4‐2-1のまま。やはりここが一番変えて欲しかったところなのですが・・・3バックでも4バックでも良いから2トップにして欲しかった。センプリチ監督はコーダとニアングを併用したとしても、その時はニアングがかなワイド気味、下がり目になる。結果フォメはほぼ変わらずでした・・・もうセンプリチ監督の戦術は(振り返らなくて)良いですね
予想外の先発はヴィエイラが久々の先発。そしてデパオリを1列あげて、ベレジンスキが右WBになりました。3位のスペツィアを警戒してフィジカル&守備力重視と言う事だったのですかね?それか自棄になってたか・・・w
ちなみに元スペツィアの選手はベネデッティ
SAMPDORIA<3-4-2-1> 監督レオナルド・センプリチ
ニアング
シビッリ デパオリ
(46分アキンサンミーロ)
ベルアット ベレジンスキ(c)
(87分アビウーゾ)
ジェペス ヴィエイラ
(74分ウデン)
リッチョ クルト
(74分コーダ)
アルターレ
クラーニョ
ベンチ:GK:ギドッティ、キオッラ DF:ヴェヌーティ、フェラーリ、ヴェロリ
MF:リッチ、メウレンスティーン FW: -
- 備考:
後半40分にウィスニエフスキが2枚目の警告で退場 - 警告:
前半28分 ヴィエイラ、
前半37分 ウィスニエフスキ、
前半45分 シビッリ、
後半15分 ベレジンスキ、
後半26分 リッチョ、
後半44分 ウダン(いずれも反則による) - ロスタイム 前半:2分 後半:4分
- 観客数:記載なし
ピッチの状態:良好
Spezia (3-5-2): Gori; Mateju, Hristov, Wisniewski■85分; Elia, Bertola, Bandinelli (48′ s.t. Candelari), Nagy (13′ s.t. S. Esposito), Aurelio; Lapadula (36′ s.t. Di Serio), F. Esposito.
ベンチ: Mascardi, Chichizola, Ferrer, Falcinelli, Colak, Benvenuto, Giorgeschi, Kouda, Djankpata.
監督: D’Angelo.
ベンチ: Mascardi, Chichizola, Ferrer, Falcinelli, Colak, Benvenuto, Giorgeschi, Kouda, Djankpata.
監督: D’Angelo.
※元サンプはいませんが、昨季サンプで活躍したセバスティアーノ・エスポジトの兄サルヴァトーレと弟フランチェスコ・ピオのエスポジト兄弟がチームの中核。実際ケガで先発から外れていたサルヴァトーレが途中出場した途端に、スペツィアはさらにギアが上がり2得点。セバも含めたエスポジト3兄弟はいずれもインテル保有ですが、近い将来アズーリでの共演なんて言う姿も見られるかもしれませんね
また、GKゴーリが3ヶ月ぶりぐらいに先発復帰しました
ちなみに前回のスペツィアネ戦は12/14。なんとセンプリチ監督の初戦でした。その時の先発がこれです↓↓
トゥティーノ コーダ
(82分ボリーニ)
ベッレーモ ベネデッティ
(82分カザミ)
イオアノウ デパオリ(c)
(24分バッレーカ)
リッチ
(74分アキンサンミーロ)
リッチョ ヴェヌーティ
メウレンスティーン
ギドッティ
📓この試合は0-0の引き分け。メウレンスティーンをいきなりDFで使って、強豪相手に守備は安定。悪くない船出だなーと言う感じではありました。今考えると、ボリーニ、バッレーカ、カザミの3人はここから最初の数試合で試して、すぐ首を切りましたね・・・
※それでは試合内容はこちらからどうぞ
↓↓
はっきり言って振り返りたくない試合なので、大して振り返りません
(トピックス😎 )
- シュート数はサンプ9 本(枠内3):スペツィア15本(枠内5)
- ポゼッションはサンプ43%:スペツィア57%
- 85分に敵が1人少なくなったのでさすがにちょっと攻勢になりましたが、もっとポゼッションも負けてました。
- 後半37分にはF・エスポジトにダメ押し弾を喰らいましたが、それはVARでハンドが発覚して取り消してもらいました
- というわけで、正直力負け。個々のフィジカルと運動量。そしてチーム全体の総合力で負けていた感じです。
ちなみに交代を使い切って後半の最後の4-4-2はこんな感じでした↓↓
コーダ アビウーゾ
ニアング ウデン
ジェペス アキンサンミーロ
ベルアット デパオリ
アルターレ(c) クルト
クラーニョ
※じつはサンプはスペツィアのホームで勝った事がありません・・・これで4敗1分け。以前は格下のクラブとして、夏のキャンプの最後の練習試合の調整相手と言う感じだったのに・・・お恥ずかしい限りです。それでもDERBYとは我々は呼びません。だって彼らはほぼトスカーナでしょ!?
さて、以下は世界最凶リーグBの順位です↓↓
- USサッスオーロ・カルチョ 72
- ACピサ 63
- ASDスペツィア・カルチョ58
- USクレモネーゼ 52
- SSユーヴェ・スタビア 49
- USカタンザーロ 47
- USパレルモ 45
- ACチェゼーナ 43
- FCバーリ41
- モデナFC 41
- カッラレーゼ・カルチョ 37
- フロジノーネ・カルチョ 37
- マントヴァFC 36
- FCズュートティロール 35
- ASチッタデッラ 35
- ブレシア・カルチョ 34
- ACレッジャーナ32
- UCサンプドリア 32
- USサレルニターナ 30
- コゼンツァ・カルチョ 26(勝点4減点)
※自動昇格
※昇格プレーオフ
※降格プレーアウト
※自動降格
※この結果サンプは自動降格圏内の18位のまま。この時期にこの順位と言うのは79年間のサンプの歴史の中で過去最悪でしょう。なんせサンプドリアはイタリアサッカー界の中でも数少ないセリエCに降格した事が無いクラブなのですから。いよいよ予断を許さない、残りわずか6試合となってきました
(ちなみにサッスオーロのわずか1年でのセリエA昇格は、次節の結果次第でもう決まるところまで来ています。)
と言うわけで、先週「次節の結果次第ではセンプリチ監督の首も・・・」と言われていた通り・・・
さて、ここからが本題です(笑)
この結果を受けまして
U.C.サンプドリア:2025年4月7日付 公式声明
「U.C.サンプドリアは、テクニカルディレクターのピエトロ・アッカルディ氏およびその協力者ジュゼッペ・コルッチ氏との職務上の関係を終了したことをお知らせします。両氏が今季に示した尽力とプロフェッショナリズムに感謝し、今後のキャリアの成功を心より祈念します。
同時に、U.C.サンプドリアはトップチームの監督レオナルド・センプリチ氏を解任したこともお知らせします。監督およびそのスタッフ(アンドレア・コンスーミ氏、アレッシオ・アリボーニ氏、ロッサーノ・カソーニ氏、ユーリ・ファブリッツィ氏)に対しても、クラブにおける勤務期間中の尽力とプロフェッショナリズムに感謝の意を表します。」
「U.C.サンプドリアは、テクニカルディレクターのピエトロ・アッカルディ氏およびその協力者ジュゼッペ・コルッチ氏との職務上の関係を終了したことをお知らせします。両氏が今季に示した尽力とプロフェッショナリズムに感謝し、今後のキャリアの成功を心より祈念します。
同時に、U.C.サンプドリアはトップチームの監督レオナルド・センプリチ氏を解任したこともお知らせします。監督およびそのスタッフ(アンドレア・コンスーミ氏、アレッシオ・アリボーニ氏、ロッサーノ・カソーニ氏、ユーリ・ファブリッツィ氏)に対しても、クラブにおける勤務期間中の尽力とプロフェッショナリズムに感謝の意を表します。」
と言うわけで、センプリチ監督は解任されました。
そして
「UCサンプドリアは、アルベリコ・エヴァーニ氏にトップチームの責任者コーチの役割を委ねたことを発表する。エヴァーニのスタッフは、アッティリオ・ロンバルド(アシスタントコーチ)、アンジェロ・グレグッチ(テクニカルコラボレーター)、パオロ・ベルテッリ(アスレチックトレーナー)などで構成される。ボリアスコの「ムニャーニ」での最初のトレーニングセッションは、明日の午後、4月8日火曜日に予定されています」
という事でエヴァーニ新監督が発表されました
新体制は以下の通りです
・アルベリーゴ・エヴァーニ監督
・アッティリオ・ロンバルド(アシスタントコーチ)
・アンジェロ・グレグッチ(テクニカルコラボレーター)
・パオロ・ベルテッリ(アスレチックトレーナー)
・ロベルト・マンチーニ=(マンフレーディの顧問)
・ジョヴァンニ・インヴェルニッツィ =テクニカルディレクター
・アンドレア・マンチーニJr(息子)=スポーツディレクター
・アッティリオ・ロンバルド(アシスタントコーチ)
・アンジェロ・グレグッチ(テクニカルコラボレーター)
・パオロ・ベルテッリ(アスレチックトレーナー)
・ロベルト・マンチーニ=(マンフレーディの顧問)
・ジョヴァンニ・インヴェルニッツィ =テクニカルディレクター
・アンドレア・マンチーニJr(息子)=スポーツディレクター

これはイタリア代表がEURO2020に優勝した時のスタッフです。本当に「サンプドーロ=(黄金のサンプ)」のメンバーが勢ぞろい。マンチーニ監督を始めとして、エヴァーニ助監督やロンバルドコーチ。その他にもサルサノとGKコーチにヌチアリ。そしてチームマネージャーにヴィアッリとオールドサンプファンには涙( ;∀;)のメンツでした。
そして今回、サンプが史上初のセリエCに降格と言う危機に、この時の最強メンバーが
「お国の一大事であれば!」という事で、一肌脱いで再集結してくれたのです。
マンフレディ会長に助言を求められたマンチョが声をかけて実現した今回のスタッフ。きっと「サンプの会長にどうしてもなりたい」と言う夢半ばであきらめざるを得なかったヴィアッリも上から見守ってくれているでしょう

↑↑©Sampdoria Official Page
さて、今回新監督にしたエヴァーニの紹介です
Alberico Evani アルベリコ・エヴァーニ
- 愛称 キッコ(Chicco)
- 生年月日/年齢: 1963/1/1 (62歳)
- 出生地: Massa
- 国籍: Italy
- 身長: 1,74 m
- ポジション:MF
- サンプ通算:94試合2ゴール(4シーズン)
- イタリア代表:15試合0ゴール
1963年の元旦に生まれたエヴァーニ。
左利きのパッサータイプのMFだったエヴァーニ。グランデミランの中核として活躍したのち、1993年にあのルート・グーリットと共にサンプにやってきました。ちなみにエヴァーニが来た1993-94サンプは攻撃的で非常に魅力的なチームでした。規律厳しいカペッロ・ミランからやってきたグーリットとエヴァーニが躍動。グーリットもそうでしたが、「期間はミランより短かったが、サンプでは人生で一番思い出に残る時間を過ごした」と言っています。スヴェン・ゴラン・エリクソン監督の元、セリエAは3位で終わりましたがコパ・イタリアは優勝。実際はスクデット時のチームより強かったのでは?と言われています。そのメンツがこちらです↓↓
サンプドリア1993-94 監督:スヴェン・ゴラン・エリクソン
マンチーニ グーリット
(アモルーゾ)
エヴァーニ ロンバルド
ユーゴヴィッチ プラット
(インヴェルニッツィ) (サルサノ)
セレーナ マンニーニ
ヴィエルコウッド サケッティ
パリュウカ
(ヌチアリ)
※そして、今回この面子の黄色で覆った4人がダイレクトにサンプの再建に関わっているのです。もちろんそれ以外のメンバー、ヴィエルコウッドやサルサノ、ヌチアリやマンニーニとかも非常にサンプを気にしてました。
残念ながら最近続いたヴィアッリやエリクソンの訃報の際にも彼らは常に集まっていましたので、より連絡は密となっているのでしょう

実は私、個人的にかなりエヴァーニが好きで、私が持ってる唯ニのアズーリのユニフォームがパロンボとこのエヴァーニでした。これも何かの奇跡と信じます✨
5月にイタリア行きますが、俄然彼らに会いたくなって,やる気が湧いてきました😍😍正直センプリチ監督のままだったら、ボリアスコも別に行かなくて良いかなぁと思ってましたが....
5月にイタリア行きますが、俄然彼らに会いたくなって,やる気が湧いてきました😍😍正直センプリチ監督のままだったら、ボリアスコも別に行かなくて良いかなぁと思ってましたが....
ただ、気がかりな点はトップチームの監督経験が無い事
エヴァーニの引退後の経歴を見ると
- 1998-2008 ミランユース
- 2008-2009 ミランプリマヴェーラ
- 2009-2010 サンマリノ
- 2010-2011 イタリアU-19(アシスタントコーチ)
- 2010-2013 イタリアU-18
- 2011-2013 イタリアU-19
- 2013-2017 イタリアU-20
- 2017-2018 イタリア代表(アシスタントコーチ)
- 2018 イタリアU-21(暫定)
- 2018-2023 イタリア代表(アシスタントコーチ)
と、ミランの下部組織の後はずっとイタリア代表とのかかわりが強い。そして2018年にマンチーニがアズーリの監督に就任すると、ずっと助監督を務めた。マンチョがコロナでお休みの際は実際指揮を執ったりもしていたが
まぁマンチーニの分身という事で期待しよう。トップチームの監督経験が無くとも、経験豊富で有る事は間違いないのだから。 寄せ集めの代表での経験は、今残り6試合でしかも寄せ集め軍団の現サンプを立て直すのに、逆にうってつけなのかもしれない

これは今回助監督となったロンバルドが、現役晩年にサンプに戻ってきた時(2000-01)に撮ってもらった写真です。この時もセリエBでもがき苦しむサンプの為に、現役最終盤だったランナとロンバルドが愛情で戻ってきました。
やはり昔も今も、サンプと選手の愛情関係は他クラブとは少し異なる独特の感情があるでしょう。
今回の監督交代に際して、アメリカで最大のジェラートチェーン「Stefano Versace Gelato(ステファノ・ヴェルサーチ・ジェラート)」を設立し、20店舗以上を展開しており、生粋のサンプドリアファンとしても有名なステファノ・ヴェルサーチCEOの投稿が非常に印象的だったので、ここにご紹介します。
「もしサンプドリアのすべてのティフォーゾ(サポーター)に「クラブ史上最高の会長は誰か」と尋ねたなら、おそらく誰もがこう答えるでしょう――パオロ・マントヴァーニ、と。
しかし、ではマントヴァーニが達成した「最も高い成果」は何か?と聞かれれば、おそらく意見は二つに分かれます。一方はウェンブリーでの決勝(技術的にはサンプドリアがスポーツ面で到達した最も高い地点)だと答え、もう一方はスクデット(クラブのトロフィー棚で最も重要なタイトル)と答えるでしょう。
ですが今日からは、私たちは皆、別の答えで一つになれると思います。それは私たちの「サンプドリアらしさ」を表す答えです。
30年以上前の、そして再び成し遂げられることのないあのスポーツの成功から長い時を経て――白髪も増え、残念ながら早すぎる別れをした仲間もいる中――あの時の若者たちが、今、サンプ史上最悪の瞬間に、ボリャスコでチームを救うために全力を尽くしてくれているのです。これこそが、パオロ・マントヴァーニが40年以上前に始めた仕事の実りであることに他なりません。
私は今でも、スクデット翌日の「プロチェッソ・デル・ルネディ(テレビ番組)」での彼のインタビューを覚えています。サンプドリアを応援する母たちに優勝を捧げたあと、マントヴァーニはこう言いました。
「私たちはサッカーに感情を持ち込みたかった。そして昨日、それがライバルたちにも理解されたのではないかと思います。」
その“感情”とは、グループへの、クラブへの、そしてこのユニフォームへの“帰属意識”です。そしてそれは、彼らがその後いくつものクラブでスクデットやカップを獲得した後でも消えることはありませんでした。なぜならそれは、深い価値観に基づいていたからです。
30年経っても毎年集まり、食事を共にし、最後には“彼らを育て、有名にしてくれた母(=サンプドリア)”の元に戻って力を貸す。そんな事例が、世界のサッカー界に他にあるでしょうか?ナポリのマラドーナ時代のチームですら、これほど団結してはいません。
それができるのは、サンプだけです。
そしてそれを可能にしたのは、すべてパオロ・マントヴァーニの功績です。亡くなって30年以上経った今でも、彼の遺産は実を結び続けています。いや、むしろ今この瞬間こそが、彼の遺したものの中でも最も美しい果実なのです。
あの「サッカーに感情を持ち込む」というロマンチックな狂気は、実は彼の最大の成功だったのだと、私たちは今ようやく理解できるのです。まるで彼は、このような暗黒の時代が来ることを予見していて、その解決の種を植えておいてくれたかのようです。
だからこそ、マントヴァーニ体制の最高地点は――2025年4月7日なのです。
ありがとう、永遠の会長 パオロ。」
しかし、ではマントヴァーニが達成した「最も高い成果」は何か?と聞かれれば、おそらく意見は二つに分かれます。一方はウェンブリーでの決勝(技術的にはサンプドリアがスポーツ面で到達した最も高い地点)だと答え、もう一方はスクデット(クラブのトロフィー棚で最も重要なタイトル)と答えるでしょう。
ですが今日からは、私たちは皆、別の答えで一つになれると思います。それは私たちの「サンプドリアらしさ」を表す答えです。
30年以上前の、そして再び成し遂げられることのないあのスポーツの成功から長い時を経て――白髪も増え、残念ながら早すぎる別れをした仲間もいる中――あの時の若者たちが、今、サンプ史上最悪の瞬間に、ボリャスコでチームを救うために全力を尽くしてくれているのです。これこそが、パオロ・マントヴァーニが40年以上前に始めた仕事の実りであることに他なりません。
私は今でも、スクデット翌日の「プロチェッソ・デル・ルネディ(テレビ番組)」での彼のインタビューを覚えています。サンプドリアを応援する母たちに優勝を捧げたあと、マントヴァーニはこう言いました。
「私たちはサッカーに感情を持ち込みたかった。そして昨日、それがライバルたちにも理解されたのではないかと思います。」
その“感情”とは、グループへの、クラブへの、そしてこのユニフォームへの“帰属意識”です。そしてそれは、彼らがその後いくつものクラブでスクデットやカップを獲得した後でも消えることはありませんでした。なぜならそれは、深い価値観に基づいていたからです。
30年経っても毎年集まり、食事を共にし、最後には“彼らを育て、有名にしてくれた母(=サンプドリア)”の元に戻って力を貸す。そんな事例が、世界のサッカー界に他にあるでしょうか?ナポリのマラドーナ時代のチームですら、これほど団結してはいません。
それができるのは、サンプだけです。
そしてそれを可能にしたのは、すべてパオロ・マントヴァーニの功績です。亡くなって30年以上経った今でも、彼の遺産は実を結び続けています。いや、むしろ今この瞬間こそが、彼の遺したものの中でも最も美しい果実なのです。
あの「サッカーに感情を持ち込む」というロマンチックな狂気は、実は彼の最大の成功だったのだと、私たちは今ようやく理解できるのです。まるで彼は、このような暗黒の時代が来ることを予見していて、その解決の種を植えておいてくれたかのようです。
だからこそ、マントヴァーニ体制の最高地点は――2025年4月7日なのです。
ありがとう、永遠の会長 パオロ。」
素晴らしい言葉ですね
さて、本当に夢のような時間を過ごさせてもらってる今回の監督交代ではありますが、現実は厳しいですしすぐにやってきます。新監督就任からわずか4日後にはチッタデッラとの試合、そしてわずかではありますが重要な残り6試合が待っています
正直、別にセリエCに落ちても構わない・・・・・・・・・・・ぐらいうれしい今回の1件ではありますが、降格したら降格したでさすがに彼らもセリエCでは仕事をしてくれないかもしれないですからさすがに嫌ですが。そもそも今回の新監督はとりあえずこの6試合を何とかする事だけに集中されており、あまりその先の事は考えられていない気もします。
まぁマンチョJrがDSとなったのは長期を見据えての事だと思うので、それはうれしいですが。それにしてもマンチョJrのインタビューを聞いていると、声もしゃべり方もお父さんとそっくり!耳だけで聞いてると一瞬本当にお父さんかと思いました(笑)
さあ、「サンプドリアらしさ」を見せよう!!!
Foooooooorza Saaaaaaamp!!
’24-’25 世界最凶リーグ Serie B
32試合 6勝14分12敗 勝点32 得点34 失点46 得失点差 -12 18位
次節:セリエB 第33節 2025年 4/12(土) 対チッタデッラ@ジェノヴァ 現地17:15Kick Off(日本時間深夜00:15)
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