TIM CUP 4回戦 11/30(水) 21:00@ルイジ・フェラリス(ジェノヴァ) 主審:ファブリ氏(Ravenna出身)
サンプドリア 3-0 カリアリ(前半1-0)
- (前半13分)サンプ[1] リッキー・アルヴァレス
- (後半26分)サンプ[2] シック
- (後半46分)サンプ[3] シック
サンプB対カリアリBはサンプの圧勝!これまで出場機会の少なかった選手達も、存在価値を示した。コパイタリア制覇まであと4試合
↑↑©lapresse.itより この日2得点のシック
[試合前情報]
セリエAの試合から中2日おいてのコパイタリア4回戦。ここからセリエA同士も当たるようになる。3回戦ではヴィルトゥス・バッサーノを3-0で蹴散らした。今回の相手は第6節ですでに一度対戦して、ヴィヴィアーノの信じられない空振りで負けたカリアリ。主審は8月のコパイタリア3回戦の時と同じファブリ氏。
さてサンプはターンオーバーを敷く。DF陣ではシルヴェストレ、シュクリニアール、ペレイラがお休み。MF陣はバッレート、トレイラ、FWは2トップのムリエル、クアリアレッラを2人とも休ませた。目立った点では、我らがバンディエラ”パロンボ”がキャプテンマークを巻いてセンターバックで起用される。現キャプテンのレジーニもいつもの左SBでは無くCBでの起用となり、CBは新旧キャプテンコンビ。右SBは本職はMFのエラモ。左SBはジャンパオロに干されてるドド。中盤はリネッティとリッキーはリーグ戦から続けての出場となり、トレイラの代わりはチガリーニ、バッレートの代わりはジュリチッチがそれぞれ入った。2トップは同じくターンオーバーを敷いたユーヴェ戦と同じく、シック&ブディミルのコンビ。元カリアリ勢には、今年というか8月31日までカリアリにいたDFクラインツがいる。ベンチにはプリマヴェーラのFWヴリオーニが雰囲気体験で入った
一方のカリアリもラステッリ監督の4-3-1-2。状況はサンプより酷く元から怪我人も多かったので、この試合が完全にトップチームデビューのプリマヴェーラの選手を3人起用してきた。MFのルイ・アントニーニとDFのブリウコフ、マスティーノ。本来MFの元サンプのデッセーナがキャプテンマークを巻いて右SB。これはサンプ時代にもやっていた事だが。そのデッセーナ以外にCBサラモンとMFムナーリも元サンプだ。(この日はいなかったがGKストラーリとFWボリエッロも)。トップ下はレギュラーをつかみつつある19歳のバレッラ。2トップはリーグ戦のサンプ戦でゴールも決めたメルキオッリとジャンネッティ。
★水曜日21時00分に行われた、ミッドウィークのナイトゲーム
SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ
シック ブディミル
アルヴァレス(57分フェルナンデス)
リネッティ ジュリチッチ(73分プラート)
チガリーニ
ドド エラモ
レジーニ パロンボ(Cap)
(78分クラインツ)
プッジョーニ
ベンチ:GKクラピカス、トッツォ DFアムジー、ペレイラ、シュクリニアール
MFバッレート、トレイラ FWムリエル、ヴリオーニ
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Cragliari(4-3-1-2) 監督:ラステッリ
メルキオッリ ジャンネッティ
バレッラ
ムナーリ アントニーニ
ディ・ジェンナーロ
マスティーノ(50分オリヴェーラ) デッセーナ
ブリウコフ サラモン
(76分ビアンク)
ラファエル
ベンチ:Crosta, Colombo, Arras, Pennington, Volteggi.
*
備考:警告:前半27分レジーニ、後半11分チガリーニ、42分メルキオッリ;有料入場者数4.479人(48.133 euro);芝状態良好
<あらすじ>
前半8分 ドドが左からクロス。シックが中でヘッドで合わせるがわずかに外れる
前半13分 アルヴァレスGoooooL:1-0
→チガリーニの中盤からの長いスルーパス。リッキーがペナ内でこのボールを受け、フェイントで1人DFをかわして左足で豪快に蹴りこむ。先制!!
↑↑©goal.comより
17分 リネッティが中盤でボールを奪い、すぐさまシックへ。シックのシュートはわずかに右に外れる
26分 ジャンネッティのクロス⇒メルキオッリのヘッドはわずかに外れる
32分 カウンターからブディミルのシュートはバーを叩くが、どちらにせよオフサイド
41分 ジュリチッチがドリブルで2人かわしてブディミルにラストパス。しかしブディミルはこのチャンスを外す…
ロスタイム0分。そのまま終了
前半は1-0。さすがに攻守ともにサンプが圧倒。特にジュリチッチが積極的に走り回り、効果的なドリブルも繰り広げ目立っていた。ブディミルにもう少し決定力が有ればさらに点は入っていただろう。左サイドのドドは、やはりドリブルは非凡なものを見せており攻めでは効果的だった。ただ、タッチライン際で何度もジャンパオロに呼ばれて主にポジションニングについて注意されていた。ここら辺が全く起用されない理由だろう。
↓↓左サイドのドド&リネッティ。個人的には好きな2人だが
↑↑©calciomercatoweb.itより
後半5分 左サイドのリッキーからのクロス⇒直前に右手の指を痛めたブディミルのヘッド。GKラファエルが正面でパンチング
5分 マスティーノに代わってオリベーラ投入
11分 カウンターに入るのをファールで止めたチガリーニにイエロー■
11分 ピンチ!オフサイドラインぎりぎりを抜け出したジャンネッティ。GKプッジョーニが飛び出してきた鼻先をファーポストにループっぽいシュート。わずかに枠を右にそれ、詰めてきたメルキオッリも間に合わず
12分 リッキーに代わってブルーノ・フェルナンデス投入。リーグ戦おなじみの交代
17分 シックのペナ外からの浮き球ラストパス。ブディミルがヘッドで合わせるがGKラファエルのファインセーブ
20分 チャンス!右からのブルーノのCK。ニアでジュリチッチがヘッドで合わせる⇒GK何とかセーブ⇒こぼれ球をシックがヒールで狙うがムナーリがライン上でクリア
21分 シックのラストスルーパス。ブディミルがスルーして、その後ろでフリーになったジュリチッチがシュートを放つが宇宙開発
後半26分 シックGoooooL:2-0
→センターサークルからブルーノの絶妙なラストパス。オフサイドラインを抜け出したシックがGKと1対1になる。シックは落ち着いて左足でゴールに蹴りこみ追加点!!
28分 ジュリチッチに代わってプラート投入。この日のジュリチッチは良く走り、良くボールにからみ、ドリブルも効果的で存在感を示した。惜しむらくは最後のシュートに正確性を欠いたところか
シ
↑↑©ilsecoloXIXより
33分 レジーニお疲れ様で元カリアリのDFクラインツ投入。クラインツにとってサンプの公式戦デビュー戦
34分 ディジェンナーロに代わって19歳のセッラ投入
36分 左からのCK。ファーポスト付近でデッセーナがドンピシャでヘッド。しかしGK正面
42分 チガリーニを倒したメルキオッリにイエロー■
後半46分 シックGoooooL:3-0
→カットインからシックが縦方向にスルーパス⇒ペナ内でブルーノが中にグラウンダーで折り返し⇒中央でブディミルとDFが潰れる⇒そこに走りこんで来たシックが豪快に蹴りこみ3点目!!!
ロスタイム3分
46分 ブディミルが抜け出しペナ内でシュート⇒GKセーブ⇒このボールにプラートが突っ込んできて狙うがこれも外れる
そのまま終了。3-0
(ポイント)
・相手は弱かったのでさすがに快勝
・ブディミルに少なくとも5本ぐらいチャンスがあった
・彼の決定力の無さで試合を決められず、後半追いつかれる可能性も有った
・前半は左サイド、後半は右サイドからの攻めが目立つ
・株を上げたのはシックとジュリチッチ
・セリエAに戻って次のトリノ戦は中3日
・スタメンは休ませた7人+ブルーノ、プラート、レジーニか?
・リネッティはこの日もフル出場したので休ませていよいよプラート先発の噂
とりあえず、勝つ事は良い事だ。コパイタリアが無くなると、本当に控え選手の出場機会が無くなってしまうし。TIM CUPは次からベスト16。次はローマなのでここからは本気モード。TIMカップはマッツァーリ監督時代に決勝まで行って、PK戦の末にカッサーノが外して準優勝。あれが近年では最高成績。そろそろタイトルでもみたいもんだが
そしてセリエAに戻ると次はトリノ。ミハイロビッチがマラッシに帰ってくる。その他にもデ・シルヴェストリやマクシ・ロペス、パデッリやアクアー等サンプゆかりの選手は多い。FWベロッティがブレイク中で、メンツ的にも今のトリノは手ごわいが勝てない相手では全く無い。クアリアレッラの古巣に対する相性の良さに期待して・・・”TORO MERDA”の精神を忘れずに全力でつぶしたい!
Foooooooorza Saaaaaaaamp!!
次節:セリエA 第15節 2016年 12/4(日) 対トリノ@ジェノヴァ 現地15:00Kick Off(日本時間23:00)
’16-’17 SERIE A
14試合 5勝4分5敗 勝点19 得点17 失点20 得失点差-3 現在10位
今日のカッサーノの“アフォリズム(格言)”
numero109:
Viste le 50 telecamere che ci sono in campo,
se stai per dire una cazzata
almeno metti la mano davanti alla bocca.
格言109:
ピッチ上には50台ものテレビカメラに見られている。
ちょっとでもふざけた事を言う時は、少なくとも口の前に手を当てなければならない