明日11月13日、米国オバマ大統領が就任後、初めて来日なされるそうである。
日本には丸一日滞在、中国には3日間滞在と言うニュースを聞けば、 ワシントンポスト紙が報じた 『最も厄介なのは、中国ではなく日本』と、米高官が述べたとされる事が俄然信憑性を帯びてくる。
日本国内の報道ばかりでは、これはいかにも真実の報道に聞こえる。 全てを疑ってかかれとは言いたくないが、少なくても自分で考え、ネットで確認するくらいの注意力は持たなければ、ワンフレーズに誤魔化されてしまう。
以下抜粋 ***「大統領の来日を前にして日米関係に亀裂などと大新聞では解説している評論家がいる。確かに、これも米国の一部の人が、自分の存在感を示すために、新政権は反米で北朝鮮よりも扱いが難しいなど解説している。実際には、米国では大部分は冷静であり、今さら日米関係にひび割れが生じたなどと思っている米国の政府関係者はほとんどいないことも事実だ。
GMが破綻してビッグスリーが経営危機に陥ったことで、日本では米国の産業は苦境に立っているなどと報じられていた。しかし実は米国では鉄や車は煙突産業で、今ではマイナーな企業であるから、それほどの影響は無い。 MS、グーグルやアップルに代表されるIT分野、巨大企業がひしめく医薬品産業、ウォルマートなどの大型小売業、マックやコークなどの世界的企業、石油メジャー、穀物商社、ハリウッドなど、多種多様な産業で世界有数の企業がひしめいている。米国の強みは幅広い産業で国際的な競争力を持っている企業が多く存在することだ。 だから、GMの破綻などは、昔の企業が駄目になったという程度で、全体に及ぼす影響は小さい。
今年の国連総会でのわが首相の演説でも、議場を見れば座席はガラガラで、文章を読み上げるような英語の演説に耳を傾ける人は少ない。それにもかかわらず日本の新聞では、まるで鬼の首でも取ったような報道のされ方だった。しかし、NYタイムズの報道でも、たいして大きく取り上げられていなかった。25%削減などは別に珍しいことではなく、使い古されたジョーク程度のことなのである。
日本の新聞やテレビのニュースだけを頼りにしていると、日本だけの情報バイアスに陥ってしまって、海外の人の認識と大きくかけ離れてしまう危険がある。 できるだけ海外からの報道に接する努力をしていないと、ますます世界の孤児となってしまう。 ネットでは、世界中の新聞や雑誌にただで目を通すことが可能となっている。 せめてリーダーとなる人は、これらの海外情報に日ごろから気をつける必要があるように思う。」
-- 以上 下記より引用 ****
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特に、若くて純粋な諸君には、様々な情報に自ら接して欲しいものである。