住まいの安全 心の健康 住まい塾 21

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心と体のリラクゼーション、誰かに秘密を話すストレス解消

だます・童話

2009年10月05日 | 日記
 日本には、何時のころからか「かちかち山」とか「因幡の白ウサギ」とか「サルかに合戦」と言う童話にして子供たちに、世の中の仕組み、処世術などを身に付けさせてきた。
其れは、外国にとっても同じで、グリム童話やアンデルセン童話がある。



私は、所謂生業として仕事をしているので、会社の形を成してはいない。なので客先は、ぜんぶ私の頭にはいっているだけである。
余り客先のことを書くと、影響が大きいので書かないように控えてきた。 だが、冒頭に挙げたように、余りにも其のやり方が見え見栄なので、人づてに耳に入り行いを改めてもらればという思いを胸に、書き留めておきたい。

其のおばさんは、こんにゃくを作ることを生業としている方で、水廻りは重要な、メンテナンスファクターである。  何回かのお呼び立てがあり、そのたびに問題を解決してきた。 今回は、汚水マスの排水をポンプで庭に撒き散らしたいから、そのために何とか成らないかと言う事であった。 近くにDIYショップがあるので、其処から買って自分ですることを進めたのだが、どうしても私に頼みたかったらしい。

ポンプが13800円の表示があったのは前に捨て眼を利かせておいたので、私にガソリン代を2000円払ってもらう事にして、客のリクエストに沿うように、品物を買い揃えてきた。 そしたら、試運転をしてくれと言う。 その辺のことはまるっきり知らない人ではないので、やってあげた。

駄賃を貰う前に、コンニャクのお客さんが来た。 悪い予感がしたが、其れはお互い商売、仕方が無い。 其のこんにゃく屋のおばさんは、見かけはともかくとして年の割には頭がしっかりしているので、まさかとは思ったが其の悪い予感が最後に的中した。

客が帰ったので、お茶をどうぞと言うわけである。 私は、清算の話になると思って領収書のことを考えた。 金の動きはどこでもトラブルの元になるので、特に商売人には領収書を出さない事はない。  
ところが、お茶のときコンニャクやら、乾パンやら、エダマメやら、芋煮やら食べろ食べろと言う。私はメタボなので、それは遠慮して精算の話をした。 そしたらおばさんは払ったと言う、客が来たときの予感が的中し私の客を見る眼もまだ捨てたものでもないと、自画自賛した。

こうやって、ドサクサ紛れに小銭をごまかす事ほど、情けない事はない。 騙された方がナサケナイと言う事である。 そして現実は、そうやって小銭をかき集めた人ほど、金銭に困らない生活をしているのは、世に見るとおりである。 冒頭に挙げた、童話のように最後には嘘をついた人が、悔い改めて心を入れ替えてもらえばいいのだが・・・。


あるいは、百歩下がっておばさんの思い違いかもしれない。 しかし私は其の客先には二度と行かない。 みょうに、口が回るだけに、頭も其れ相応なのであろうし、世間にそういう人が跋扈してもらうと、社会が益々世知辛い方向にすすむことになるのである。


信頼関係について一言
    ……シーザーとブルータスが教訓的だが、私にそんな人は居ない