長期マネジメント計画という概念を(公社)マンション管理センターが提唱しています。
長期マネジメント計画は長期修繕計画は別ものでもうひとつ上位概念とされています。
つまり長期修繕計画は長期マネジメント計画の一部ということになります。
長期マネジメント計画とは単に建物ハード面の修繕計画に止まらず、管理やコミュニティなどのソフト面も含む概念となっています。
時代の変化とともにマンションは管理やその仕組みも含めて一つの資産という考え方が根付きだしていることの現れだと思います。
長期マネジメント計画の計画要素して、次のものが挙げられています。
1.中長期的なマネジメントの方針・長期ビジョン
2.中長期的な個別課題とそれに対する取り組み方針
3.取り組みに関する将来スケジュール
4.中長期の推定修繕計画・改修工事内容及び概算工事費
これらの要素をもとに長期マネジメント計画の策定に取り掛かります。具体的にはマンション管理センターのHPに掲載されています。
以前より長期修繕計画だけではなく総合的な資金計画のファイナンシャルプランニングを個々のマンションレベルでは行っていたという現実がありますが、これから高経年マンションが増加する中でこのような手法が更に浸透すると思われます。
具体的な解説については別の機会に改めてさせていただきます。