予告を見て、劇場に見に行こうって楽しみにしていたのに、紫斑病に罹って出掛けられなくなってしまった間に劇場公開が追わてしまった作品。DVDが発売されて、やっと観れました。
ズートピア同様、動物たちが暮らす世界。どうやら舞台は、サンフランシスコらしい。擬人化動物の世界ということで、「ズートピア」と比べる批評をよく見ますが、最近だけでも「カンフー・パンダ」しかり、「アングリー・バード」しかり、別に珍しい設定じゃないと思うけど?
お話は予定調和、全く定石通りにストーリーは進み、予想通りの大団円を迎えます。だが、それがいい。強盗一族のゴリラ父は、自分とは全く違う道を選ぼうとする息子は落胆し、怒りをぶつけるけど、息子のパフォーマンスを見て、いてもたってもいられなくなって脱獄し、「息子よ、お前を誇りに思うよ」と抱きしめ、傲慢で自分以外を見下していたネズミは、極度に内気な象の歌に感動する。来るぞ、来るぞ、と、思っていたら、やっぱり来た、貞子のように義理堅い、この展開。ボロ泣きしました。
ゴリラのお父さん、身体能力高すぎ、逃走用のトラックとかいらんやん、とか、豚のロージー母さんの家事オートメーション凄すぎ、とか、オ-ディションん時に、エントリー代を10ドルなっと取っときゃ、賞金分くらいすぐ集まるでしょうに、なんてツッコミは無粋(って、十分に突っ込みまくってるけど)。疲れた豚のお父さんは妻のセクシーな魅力に気付き、子豚たちも母を見直す。誇り高い往年の大女優が、その財力で劇場を立て直す。ネタバレにもならない、お決まりのストーリーラインです。
だが、それがいい。
大事なことなので、2度言いました。
主人公のコアラのバスターは、電気を盗んだり、借金を踏み倒したりと、平気で犯罪を犯すし、オーディションに受かったキャラたちに、勝手に歌やイメージを押し付ける強引さも、劇場を見事に破産させるだけのセンスの無さが判るのですが、才能を見抜く力だけは本物だった。
かなりクズなんだけど、友達の羊がすごく良いやつで、なんで、こんな詐欺師と付き合ってるんだか?と思っちゃうんだけど、そこが金持ちのぼんの性格の良さなのか?その羊のジミーの祖母、ナナは「サンセット大通り」のグロリア・スワンソンですよね?で、執事のペンギンがエリッヒ・フォン・シュトロハイムで。裏社会とつながっている傲慢なネズミのマイクが、フランク・シナトラなのは明らか。
「ラ・ラ・ランド」でも、多くの映画に対するオマージュが話題になりましたが、こちらも相当なものです。ついでに、素晴らしい声と抜群の歌唱力に恵まれながら、恥ずかしがり屋なミーナは、アデルがモデルかな?ちょっと太めだしw
有名な人気俳優さんたちが声を当てていますが、みな、歌が上手なのもビックリ。ここでは歌ってなかった、コアラ役のマシュー・マコノヒーも「マジック・マイク」では歌と踊りの達者なところを披露していましたし、ハリウッドの一流どころともなると、歌って踊れて当然なのでしょうか?上は、メイン・キャラたちとその声の人達ですが、日本語吹き替え版も豪華なメンバーだそうなので、機会があれば、そちらも見てみたい。
しっかし、レッド・パンダの五人組は一体、何だったの??ありとあらゆる歌曲を劇中で取り入れてたので、J-Popも押し入れたかった?それとも、ハンコで押したように没個性で、可愛いだけw、って、日本のグループ・アイドルを揶揄してるの?
ここんとこ、アメリカ版では日本語の訳が出ないので、日本人以外は何が起きてるか意味不明だと思うのですが… 字幕は大事だよね。こないだ「Ghost in The Shell」を見に行ったときも、タケシの日本語が聞き取れなくて、字幕が役に立ったもん。
「ロボッツ」、「カンフー・パンダ」、そしてこの「シング」と、ディズニー以外のアメリカのCGアニメは、父と息子の絆をテーマにしたものが多いような気がします。一方で、ディズニーのアニメーションは、「美女と野獣」や「リトル・マーメイド」、「ムーラン」で、父と娘の愛情がサイドラインとして描かれることはあっても、殆どの場合、父親は不在か、存在感なし。この辺、誰か考察してくれないかしら…
マイクは逃げ切れるのか?大団円の場にいなかったけど、エンドロールの最後に落ちがあるかな?と、見続けたけど何もなくて「?」と、思ってたら、初めから続編ありきだった。せっかくきれいに収まったのに続きやるの~?
ズートピア同様、動物たちが暮らす世界。どうやら舞台は、サンフランシスコらしい。擬人化動物の世界ということで、「ズートピア」と比べる批評をよく見ますが、最近だけでも「カンフー・パンダ」しかり、「アングリー・バード」しかり、別に珍しい設定じゃないと思うけど?
お話は予定調和、全く定石通りにストーリーは進み、予想通りの大団円を迎えます。だが、それがいい。強盗一族のゴリラ父は、自分とは全く違う道を選ぼうとする息子は落胆し、怒りをぶつけるけど、息子のパフォーマンスを見て、いてもたってもいられなくなって脱獄し、「息子よ、お前を誇りに思うよ」と抱きしめ、傲慢で自分以外を見下していたネズミは、極度に内気な象の歌に感動する。来るぞ、来るぞ、と、思っていたら、やっぱり来た、貞子のように義理堅い、この展開。ボロ泣きしました。
ゴリラのお父さん、身体能力高すぎ、逃走用のトラックとかいらんやん、とか、豚のロージー母さんの家事オートメーション凄すぎ、とか、オ-ディションん時に、エントリー代を10ドルなっと取っときゃ、賞金分くらいすぐ集まるでしょうに、なんてツッコミは無粋(って、十分に突っ込みまくってるけど)。疲れた豚のお父さんは妻のセクシーな魅力に気付き、子豚たちも母を見直す。誇り高い往年の大女優が、その財力で劇場を立て直す。ネタバレにもならない、お決まりのストーリーラインです。
だが、それがいい。
大事なことなので、2度言いました。
主人公のコアラのバスターは、電気を盗んだり、借金を踏み倒したりと、平気で犯罪を犯すし、オーディションに受かったキャラたちに、勝手に歌やイメージを押し付ける強引さも、劇場を見事に破産させるだけのセンスの無さが判るのですが、才能を見抜く力だけは本物だった。
かなりクズなんだけど、友達の羊がすごく良いやつで、なんで、こんな詐欺師と付き合ってるんだか?と思っちゃうんだけど、そこが金持ちのぼんの性格の良さなのか?その羊のジミーの祖母、ナナは「サンセット大通り」のグロリア・スワンソンですよね?で、執事のペンギンがエリッヒ・フォン・シュトロハイムで。裏社会とつながっている傲慢なネズミのマイクが、フランク・シナトラなのは明らか。
「ラ・ラ・ランド」でも、多くの映画に対するオマージュが話題になりましたが、こちらも相当なものです。ついでに、素晴らしい声と抜群の歌唱力に恵まれながら、恥ずかしがり屋なミーナは、アデルがモデルかな?ちょっと太めだしw
有名な人気俳優さんたちが声を当てていますが、みな、歌が上手なのもビックリ。ここでは歌ってなかった、コアラ役のマシュー・マコノヒーも「マジック・マイク」では歌と踊りの達者なところを披露していましたし、ハリウッドの一流どころともなると、歌って踊れて当然なのでしょうか?上は、メイン・キャラたちとその声の人達ですが、日本語吹き替え版も豪華なメンバーだそうなので、機会があれば、そちらも見てみたい。
しっかし、レッド・パンダの五人組は一体、何だったの??ありとあらゆる歌曲を劇中で取り入れてたので、J-Popも押し入れたかった?それとも、ハンコで押したように没個性で、可愛いだけw、って、日本のグループ・アイドルを揶揄してるの?
ここんとこ、アメリカ版では日本語の訳が出ないので、日本人以外は何が起きてるか意味不明だと思うのですが… 字幕は大事だよね。こないだ「Ghost in The Shell」を見に行ったときも、タケシの日本語が聞き取れなくて、字幕が役に立ったもん。
「ロボッツ」、「カンフー・パンダ」、そしてこの「シング」と、ディズニー以外のアメリカのCGアニメは、父と息子の絆をテーマにしたものが多いような気がします。一方で、ディズニーのアニメーションは、「美女と野獣」や「リトル・マーメイド」、「ムーラン」で、父と娘の愛情がサイドラインとして描かれることはあっても、殆どの場合、父親は不在か、存在感なし。この辺、誰か考察してくれないかしら…
マイクは逃げ切れるのか?大団円の場にいなかったけど、エンドロールの最後に落ちがあるかな?と、見続けたけど何もなくて「?」と、思ってたら、初めから続編ありきだった。せっかくきれいに収まったのに続きやるの~?