わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

Getty Museum

2013-09-29 | Museumsとイベント
 今週は、毎日、素晴らしいお天気でした。でも、ほとんど、家から出ず、土曜日も家にこもって働いてましたが、仕事があるのは、本当に有難いことなのですわ。フリーランスなんて、数こなしてなんぼのモンやもん。だけど、今日の午後は、若息子と一緒にゲティー美術館に行ってきたよ。このブログによると、この間、ゲティー・ミュージアムに行ったのは、このブログによると3月でしたから、半年ぶりです。今回、上息子はお友達の家に遊びに行っており、パスでした。

 今日の美術館行きは、特別展のカンタベリー寺院とセント・アルバンズ教会の宝物と、チベット民謡のコンサート、Chaksam-Pa: Classical and Folk Music of Tibetが目当てでした。ゆっくり、午後から出掛けて、カンタベリー寺院の特別展と、その周辺展示を見て周り、中庭のカフェでおやつの後、コンサートを見て、3時間ほどを過ごしただけですが、とてもリフレッシュした気分。週末にお出かけして、日常とは違う一日を過ごすのは、生活にメリハリ付けるのにもいいですね。カンタベリー寺院展では、なんと本物のステンドグラスが展示されていてびっくり。ってことは、今、カンタベリー寺院に行くと、ここの部分は窓がないの??予想以上に大掛かりな展示で見応えがありました。芸術作品のみならず、ステンドグラスの作成手順の展示も興味深かったです。いつか、本当にイギリスのカンタベリー寺院とセイント・オルバン教会に行って、あの壮麗なステンドグラスの下に立ってみたいな。

 コンサートは、ダライ・ラマ映画でお馴染みの、僧侶が「ブォー、ブォー」って吹くラッパ(ドゥンチェンっていうんだって)じゃなくて。手琴や三絃、横笛による素朴な草原の民の音楽でした。かなり中華っぽかった。南カリフォルニアには、200人ほどの小さなチベット・コミュニティーがあるそう。楽団のメンバーは全員、インドの難民キャンプ生まれ。最後には、観客も参加して、日本の盆踊り風なダンスでしたが、チベット人らしい人たちが老若男女参加して盛り上がりました。

 ところで若息子は、授業でヨーロッパの歴史を勉強しており、ちょうど今、中世とルネサンス期が終わったところ。キリスト教会についてや、当時の画法について等、色々と説明してくれたのですが、その知識に驚きました。高校でも、随分と踏み込んだ所まで教わるのですね。展示を見た後、コンサートの時間まで時間があったので、中庭でおやつを頂きました。若息子はブラウニーとアップルジュース、私はにんじんスープと白ワイン。昼間っから青空の下で、噴水の音を聞きながらワインなんて、とっても贅沢だわ。しかし、このワイン、プラスティックのカップになみなみ。この半分くらいでも良いんですけどね~(^^;) 右がその写真ですが、ワインがスープと同じくらいの量だよ。

 美術館のカフェテリアやレストランは、大概にしてレベルが高く、美術館を訪れる際の楽しみの一つでもあります。今日はカートしか利用しなかったけど、ここのカフェもメニューが豊富で美味しい。レストランは、高級なんで利用したことない。いつか、そのうちに… と、思っております。そして、もう一つキケンなのがギフトショップ!今日もまた、「中世の猫」、「中世の犬」という、そのものズバリな本を買ってしまいましたが、この時代の代表的な犬は白いグレイハウンドだったようです。右は、今日、ゲティーで見つけた犬。この絵の全体像と説明は、Saint Catherine, Gualenghi d'Este Hoursから。なんか、背中にキャラメル掛けられたみたいな模様だ。猫の方は、ネズミを追っていたり、食べている絵が多く、当時からちゃんと、その役割が知られていたのに、なぜか迫害されて、ネズミが増えてペストが流行ったって、なんか納得いかない…