テッカ(湯田伸一)の中学受験伴走記

私立・国立中学受験生を応援し続けて35年。
中学受験『エデュコ』を主宰するテッカ(湯田伸一)の応援メッセージ。

エデュコ30期生の力強さは、保護者の皆さんが驚くほどのものでした。強いぞ、30期生!

2023-02-06 13:57:22 | 中学受験


 エデュコ30期生(受験会員56名)の受験活動も、2月9日の合格発表をもって終了です。2月4・5日、受験最終日となるそれぞれの子どもにかけた言葉で共通することは、「今日は一緒にやってきた中学受験学習の最終日。合格・不合格よりも『どれくらい頑張れたのか、どれくらい変われたか、しっかり確かめよう。自分の受験物語の最終章をしっかり仕上げて、自分を褒められるようにがんばろう』」というものにしました。

 対する子どもたちは力強く頷き、保護者を従えるようにそれぞれの受験校へ向かっていきました(まるで保護者は引きずられる様に)。
 1日の夜から始まる合格発表を受けての「ヒーリング」でも、「手ごたえはあった。悔しい。でも明日がんばる!」と奮い立つ声を何回も聞かせてくれました。保護者・エデュコスタッフも子どもたちから力をもらい続けました。
 エデュコ30期生は、これまでの自分の努力を糧に、自信と誇りをもって力強く前進することを続け、保護者も驚く「強さ」を見せてくれました。30期生は本当に強くなった。逞しくなりました。皆さんの「努力」と「逞しさ」に改めて敬意を表します。合格おめでとう!

 私たちエデュコスタッフも、子どもたちとともに励まし合いながら頑張れました(スタッフの皆さんも、ありがとう)。スタッフの行動様式も簡単に紹介しておきましょう。
 午前4時30分~5時に起床、5時20分~40分に自宅出発、前日にメール配信した「例の場所」で激励、午前9時に教室に戻り、午後6時の合格発表が始まると、その結果を受けて、担当する子どもたちへの電話掛け(不合格になってしまった子に対するヒーリングを全員漏れなく)、合格発表が午後11時まで続く中、保護者と翌日の受験校の検討、翌日の受験生リストを作成し激励場所の決定、帰宅後午前1時就寝、というサイクルが5日間続きます。
 スタッフの皆さん、重ねて本当にありがとう。

 さて、30期生(2023年受験)の合格実績ですが、立派な大輪(全員合格、56輪の花)が咲き誇っています(まだ見せません)。タイムリーにお示しすると、エデュコは小さな塾ですから、各学校の合格者数変容(個人の特定)が見て取れてしまいます(合格をもらってはいても、さらなる繰上を待つ子が複数名)。例年、全員の一番好きな花が決まるまで待ってもらっているわけです。エデュコ会員の皆さん、楽しみに待っていてください。合格者名一覧は、30期生の駅看板撮影を予定する2月26日以降に配布する予定です。
 ちなみに、複数名の合格者が出ている学校の一部(東京校)を紹介すれば、武蔵中学2名、早稲田中学3名、海城中学2名、城北中学10名などです。



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いよいよ、エデュコ30期生が東京・神奈川入試に挑みます

2023-01-31 19:51:08 | 中学受験


 エデュコ30期生は、昨日と今日の「時事問題特訓」を終え、いよいよ東京・神奈川の入試を迎えます。昨年と異なるところは、コロナ禍の中でも粛々と対面授業を終えられ、落ち着いた雰囲気で2月入試を迎えられるという点でしょう。とはいえ、恒例の卒業生による激励は自粛をお願いし、今年も「激励メッセージ」による激励となりました。

 今年の「激励メッセージ」の特徴は、30歳代となった卒業生複数からメッセージをいただいたことです。この方々は自分史を振り返り、エデュコ時代の頑張りに思いをはせ、本当に優しい気持ちを込めたメッセージを送ってくださいました。それは異口同音、合格・不合格に関わらず、「中学受験へ向けた頑張りの経験が、現在の自分にいい影響を与えている」というものでした。

 30期生の皆さん、周りの多くの人たちがあなた方を見守っています。安心して、思い切りチャレンジしましょう。自分の行くことになる学校がどこになるのか、楽しみにして向かっていきましょう。

 私たちエデュコスタッフも「例によって」激励を続け、最後まで、30期生全員が走り切るまで伴走を続けます。不安を感じたり迷いが生じたりしたら、「エデュコに立ち寄る」「電話をする」などして下さい。絶対に孤独にはさせません。

 繰り返しになりますが、「進学することになった学校が一番いい学校」なんです。「どの学校が自分の母校になるのか」楽しみにしましょう。「最高の自分を発揮して」合格を楽しみに待ちましょう。
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30期生の受験、恐れることなく合格を楽しみにして進みましょう

2023-01-08 14:49:21 | 中学受験


 1月7日をもって冬期講習も終了し、30期生の一般入試(埼玉県内)が1月10日から開始されます。冬期講習でのエデュコ6年生は、迫りつつある入試本番を意識してか、笑顔の中にも緊張感を見せるようになっていました。また、埼玉校を進学希望校の一つとする子ども(ご家庭)も増えてきて、緊張感の高まり方も年々早まってきているように感じられます。

 さて、30期生の受験学力伸長の度合いはというと、これまで堅実な伸びを示してきたといえます。夏の終わりごろから開始した過去問演習においても、正答率でみて4割前後の段階から、合格基準点を超える6割~8割へと上昇してきました。今日(1月8日)の答案練習会でも、真剣な眼差しで問題と向き合っています。

 また、卒業生からの激励メッセージも届き始めました(これから約1週毎に配布します)。40代・30代・20代となった社会人卒業生の皆さんは、確かな自己実現の原点がエデュコでの中学受験活動だったことを指摘してくれています。12歳の心に響くように、自身の小学生時代と重ねながら、面識のない後輩たちへ、真剣で具体的なアドバイスを書いてくれています。他者へ感情移入できる素晴らしい先輩たちですね(主宰者としてうれしい限り)。

 さあ、30期生、いよいよ本番の開始です。皆さんは家族やエデュコスタッフだけではなく、エデュコ族からも見守られています。一度や二度の失敗など恐れず、思い切りチャレンジしましょう(先輩たちのメッセージにも、失敗の後立ち上がったことが述べられています)。そして、これからの6年間、どの学校で過ごすことになるのか、楽しみにしましょう。楽しみはあっても、怖いことなどありません。一人ではなく、みんなで前に進んでいきましょう。

(追伸)激励地点は、学校別のエデュコ受験生数を基準に、前日にお知らせいたします。


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「夏期講習のお勧め表」の配布を開始しました

2022-05-09 20:35:00 | 中学受験


 GW休講も終了し、エデュコ生たちが教室に戻ってきました。何人かの子どもが、行楽の様子を嬉しそうに話しています(家族で楽しむ事柄程、嬉しいものはないですね)。授業が始まると、当たり前のように鉛筆を走らせています。健気な子どもに、こちらの心が洗われます。楽しく勉強していきましょう。

 さて、今週から「夏期講習のお勧め表」を配布いたします。一般的な塾の運営方法と異なり、わざわざ受講券をお買い求めいただく方法は煩雑でもありますが、「可能な限りのカスタマイズ」を念頭に、受講計画を立てていただきたいと思います(3・4年生は画一的ですが)。
 
 では、「お勧め表」の狙いを、学年ごとに確認しておきましょう。

<6年生>
 6年生へ向けたお勧めには、主に三つの視点があります。
 第一には、「志望校調査票」に基づく検討で、算数なら「場合の数」や「数の性質」が頻出する学校か否か、国語なら長い「物語文」を出題する学校か否か等に基づいて考察しています。単純に、得意・不得意で判断するのではなく、優先順位をつけて考えることとしましょう。
 第二には、志望校へ向けた対策とは次元を変えて、とにかく基盤的学力として整備をする必要があるか否かを念頭においています。GW期間学習として手掛けた『四科のまとめ:算数』の手ごたえはいかがだったでしょうか。仮に、『四科のまとめ』レベルの理解が不確実と思えるような場合、志望校の出題傾向とは関係なく整備しておく必要があるでしょう。
 そして第三には、テキストの自学自調と異なり、講習に参加して具体的なレクチャーを受けることのメリットが大きいと思える講座を念頭に置いたものです。例えば、計算力がついてきた今、一気に、理科の物理・化学分野を得意に変える狙いです。

<5年生>
 5年生に向けたお勧めには、主に二つの視点があります。
 第一には、『予習シリーズ』の「夏期必修単元」とされた分野の学習講座があることです。無論、絶対受講しなければならないものではないのですが、受講の有無に関わらず学習しなければなりません。ですから例えば、「算数:シリーズ必修単元」は例外なく◎としました。他の「シリーズ必修単元」もこれに準ずるものとして、可能な限りの受講をお勧めしています。
 第二には、前期の復習としての講座群があります。5年生前期の基礎学力の確認を重要視すれば、「算数:割合復習」「算数:規則性・和と差復習」をお勧めします。また、現時点で最難関校受験をイメージされている方には、「数の性質」をお勧めしました。理科・社会の復習講座は、学習計画で余裕があればお勧めするものです。

 尚、四谷大塚出版『夏期講習必修編』は、上記「シリーズ必修単元」を受講される場合、講習教材として教科ごとに配布いたしますから、購入の必要は生じません。「シリーズ必修単元」の受講を予定されない教科がある場合、別途、購入のご案内を申し上げます。

<4年生>
 4年生へ向けたお勧めにも、5年生と同様に二つの視点があります。
 第一には、『予習シリーズ』の「夏期必修単元」とされた分野の学習講座があることです。無論、絶対受講しなければならないものではないのですが、受講の有無に関わらず学習しなければなりません。ですから例えば、「算数:シリーズ必修単元」は例外なく◎としました。他の「シリーズ必修単元」もこれに準ずるものとして、可能な限りの受講をお勧めしています。
 第二には、前期の学習内容の「復習」と、後期の学習へ向けた「予習」講座があることです。中学受験学習は完全主義にとらわれず、興味関心を掻き立てるように次へ進むことをお勧めすることから、「算数:重要単元予習」には、例外なく◎をつけさせていただきました。ただし、前期学習の範囲を再確認して達成感を得ることを重要視させたい場合や、途中入会の方々へは、「算数:重要単元復習」にも◎をつけさせていただきました。

 尚、四谷大塚出版『夏期講習必修編』は、上記「シリーズ必修単元」を受講される場合、講習教材として教科ごとに配布いたしますから、購入の必要は生じません。「シリーズ必修単元」の受講を予定されない教科がある場合、別途、購入のご案内を申し上げます。

<3年生>
 ご案内の通り、3年生は「中学受験学習の体系」とは一線を画します。ですから、夏休み期間中の予定に照らして、受講のタイミングが合えば、受講されるといいでしょう。
 そのうえで、後期学習に向けた「算数:重要単元予習」を全員に対して◎を記入させていただきました。さらに、途中入会の方などに「算数:重要単元復習」もお勧めする次第です。

 以上、「夏期講習のお勧め表」について簡単に触れましたが、個々の達成度や通塾事情は様々です。受講のご判断がつきにくいような場合、担任講師とご相談ください。また、夏休みの行動計画があり、対面授業に参加できないような場合、「授業収録動画受信」という方法もありますので、ご検討ください。
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「GW期間の学習」と「学習スタイルの点検」について確認します

2022-04-28 16:05:29 | 中学受験


 エデュコの2022年度学習も今週で10週目となり、新入会員の子どもたちもエデュコ道場の流儀に慣れ、学習体制の枠組みが出来た頃と言えます。
 今回は各学年とも「総復習+総合回テスト」となりました。「ああ、またテストの週がやってきた。苦手な項目が出なければいいけど…」などという会話が聞こえてきます。それは、子どもたちなりに自分に負荷をかけて頑張っている裏返しともいえます(委縮しないで立ちむかって!)。

 さて、まもなくGW期間となり、エデュコも5月1日(日)から5月8日(日)迄休講となります。「何を手がければいいでしょう」というお尋ねがありますが、原理・原則論としてお答えすれば、「学習カリキュラムが設定されていないのだから、嬉しいお休みにしましょう」ということになります。特に、5年生以下の学年の方にとっては、寸暇を惜しんでの学習期間ではなく、休息の中で、学習面も含めた自分らしさを取り戻す期間としたいものです。
 但し、6年生は別。「がんばるときにはがんばる!」それがメリハリです。この「GW期間を活用して、少しでも自分の力量を高める」こととしましょう。

 では、学年ごとに、GW期間において、点検しておきたいこと、手がけてみたいこと、を整理してみましょう。

<3年生>
 エデュコ流の「書いて考える、考え方を見えるようにして、論理にこだわる」という作業を受け入れることを狙いにしている学年です。エデュコの学習集団形成としては、「めばえ」のような段階の少人数で、「でき・ふでき」ではなく、エデュコ流学習への慣れを目的としています。
 「授業ノートの在り様」は、講師が直接に授業内で説明しますから、家庭学習の材料となる「算数ドジノート」「算数演習問題集ノート」「漢字練習ノート」「国語演習問題解答」という一連の「エデュコ学習の道具」の状態を、家族で確認してみましょう。
 特に「ノートの余白」は、「1問1問に対する拘りの意識を持たせる仕掛け」という重要な観点です。単なる記録にならないよう、意図して余白をつくるようにしましょう。
 次に、「国語演習問題集」の手掛け方を、いま一度確認しましょう。国語は、算数と異なり、数多くの解答用紙に答え続けたとしても、読解力が向上しない限り、得点力が上がることはないでしょう。説明的文章では素材文の「重要語句」を、文学的文章では素材文の「心情表現(直接表現・間接表現)」を囲む読解作業を実践しているか、選択肢文の正誤判定を一つ一つ行っているか等、具体的に確認して、「読解の型」について話し合ってみるのに、いい機会と言えます。

<4年生>
 「1週間学習計画」の提出もほとんどの方から頂き、こちらで毎授業前に点検する「家庭学習(予習シリーズ学習)」をみても、皆さんに一定の「型」が出来てきたといえます。ただ、その内容にまで踏み込めば、学習目的に適っていない、答えるだけの作業にとどまっているケースも見られます。
 算数であれば、意義ある作図になっているか、論理を表す式は正当かなどが問われますが、その一々を保護者が検証することは好ましいともいえません。図ならば「理解事項がどれほど書き込まれているか」、式ならば「順序だてられ、真に計算し、必要なら筆算まで書かれているか」などを保護者の観点とすることで、学習姿勢は見抜けます。量を目標とせず、確かな思考・解答にこだわる学習観を子どもと共有しましょう。
 国語は、「解答」を作成し正誤確認をすることよりも、どのような「読み取りのスタイル」を持つか、どのような「解答方法」を身に着けるかが問われるでしょう。説明的文章なら「重要語句」の見つけ方、文学的文章なら「心情語句」「心情表現」の受け止め方を念頭にチェックを入れる練習に重点をおきましょう。
 果たして、このような実践がなされているか、「学習方法を話し合う」機会にしましょう。
 
<5年生>
 4年生の頃は、ほぼすべての子どもたちが一様に「予習シリーズ学習」をこなせました。ただ、5年生になると、『予習シリーズ』そのものの学習量が大きく増えます。5年生以上で留意すべきことは、それぞれの体力に見合う学習量を維持することでしょう。特に、算数の手がけ方に工夫が求められます。
算数において中学入試問題の質を類型化すれば、「一行問題に代表される基本問題」「予習シリーズ例題レベルに相当する標準問題」「予習シリーズ練習問題+αと言える応用問題」「さらに深堀させる発展問題」に分けることができます。
 念のために言えば、難関校と言われる中学でも、基本問題・標準問題の多い学校、深堀型の発展問題だけの学校など、様々です。前者は問題種が10種くらい(浅く広く)、後者は4種くらい(予定調和の問題を深く)ということもできます。ですから学習の目安として、どの子も一元的に基本から応用・発展迄こなさなければならないということは言えません。
 肝心なことは、算数なら「理解がないまま、物まねで正解する」ことを可とせず、徹底的に「解法原理を理解し、正当と思える解法手順を実行する」ことです。ですから、基礎となる解法原理の理解と習得こそ、量的目安よりもこだわるべき事項といえます。
 手がける量が少ないことは、決して、他者と比較して不利益を被るものではありません。思い切って学習量を整理し、「確かな理解の量を確保する」方策へと舵を切っていいでしょう。そのような認識のもとで、確かに実行できる「1週間学習計画」を再考してください。
 さらに、このGW期間を自分らしい学習のための調整期間とすれば、4月からの「ドジ問復習」、「理科・社会の演習問題集のまとめてみよう(解答編)」を手掛けてみましょう。単純に言えば、「夏休み学習」の前倒しです。夏休み学習で想定される復習学習は広範囲に及びますから、4月分の復習を終えておくという狙いです。
 
<6年生>
 6年生は、すべての科目で総復習学習になっています。今後手掛ける教材を順にあげれば、(1)『予習シリーズ6上』、(2)『四科のまとめ』、(3)『有名中学入試問題集』、(4)『受験校過去問』となります。
『四科のまとめ』は各教科の基礎的な事項を確認する教材です。
 算数は、基礎的解法モデル(基本例題約150例)とその確認問題300問余りで構成されています。
 国語は読解の方法と解答の型を確認するもので、言い換えの問題なら「定義・同義・対義・具体と抽象・比喩」を、気持ちの問題なら「言動と心情・情景描写と心情」を、理由を問う問題なら「判断基準・事実・心情の変化・経験」を、というような「読解の型」を確認する構成です。
 理科は4分野において「基本事項の確認」と「典型的実践問題例」、社会は「基本項目の確認」と「地図や資料を用いた問題例」で構成されています。
 『四科のまとめ』各教材の使用時期を確認すれば、「算数」はGW期と夏期講習講座に関連付けて、「国語」は夏休み期間の自学教材として、「理科」「社会」は夏期講習講座にリンクさせて、手掛ける予定です。
 そして夏休みになると、個々の達成度が異なりますから、基礎項目の再確認として『四科のまとめ』を中心とするタイプ、どんどん実践力を磨くために『有名中学入試問題集』を中心とするタイプなど、また、教科によって両方を使い分けたりもします。
 そのうえで、夏休み後期からは必修として『受験校過去問』を手掛けることになります。
 さて、GW期間に手掛けたい『四科のまとめ・算数』ですが、問題条件がシンプルで、基本的な解法原理の理解に打って付けの教材ですから、全員にお勧めしています。その手掛け方を確認しておきましょう。
 掲載順にノートで解いていきます。解法原理の確認ですから、基本例題・ポイントチェックとも、線分図・解法図・図形・グラフなども丁寧にその仕組みを考えながら書くようにしましょう。ちなみに、2巡目用の空きページを設けておく必要はないでしょう。
 ポイントチェック問題では、1問ごとに解答確認をし、修正すべき点は丁寧に修正してください。また、自身の解答を出せない場合、解説を参照して解法の道筋が描けたら必ず自力で解くようにしてください。解説は答え合わせの時にだけ参考にするものではなく、解法が浮かばない場合の「道しるべ」として利用してください。
 そのうえで、疑問の残る問題には、問題番号のチェック欄にマークを入れてください。念の為に言えば、それらのマークの数によって夏期講習の受講講座を決定することにもなります。夏期講習開始前には「リクエスト票」を配布しますので、マークした問題を申告していただくことになります。
 GW期間中に『四科のまとめ・算数』を終えることまでは到底求められないとしても、出来る限り進めてください。念のために言えば、大半の中学入試の算数問題は、『四科のまとめ・算数』+「過去問」で対応できます。今後、『予習シリーズ・算数』に優先させて手掛けることも学習方法の一つです。
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