ウソつきは成功のはじまり 他人をだますならまず自分をだませ [単行本(ソフトカバー)]
内藤誼人 (著)


場所:江東区図書館
伝えたいメッセージが伝わるようにプレゼンテーションしろってことかな。
なんでもかんでもバカ正直にやってても、真意や本当に伝えたいことが伝わるわけではない。
他人は聞きたいことしか聞かない、見たいことしか見ない。
じゃあ、そういうふうに聞かせてあげればいいし、見せてあげればいいでしょ。
本書で言うウソはそういうことなんだと思う。
以下、メモ。
●<P.19>アメリカのテレビショッピング業界で放送作家のコリーン・スショットという女性が「今すぐお電話ください」というセリフを、「オペレータにつながらない場合は、恐れ入りますが、繰り返しお電話ください」に変更して大成功をおさめたという話がある。
「電話がつながらない」ということをアピールすれば、じゃんじゃん電話がかかってきていて、品切れを起こしそうな商品を視聴者は連相する。そのため、売り切れる前に電話しなくては、ということで電話をかけてくるのである。まことにうまい作戦である。
私もよくこの作戦を使う。
仕事の電話がかかってきても、なかなか電話に出ないのだ。そして、さんざんじらしてから受話器をとり、「すみません、忙しいもので、ずいぶんお待たせしました」とお詫びするのである。私などは携帯にも出ない。留守電に用件を吹きこませて、大切な話がある場合にのみ、こちらからかけなおすようにしている。
★ここまでやるのはやりすぎのような気もするけれども、無理して相手にあわせたあげくに、暇なんだなというメッセージを与えてしまうことは避けたいもの。
自分の行動が相手にどううつっているのか、どういうメッセージを与えているか、意識してみる。
●<P.63>書類を相手に渡すときには、いったん自分の身体に引き寄せてから、相手に渡すとよい。ワンテンポの「間」を置くと、しぐさが優雅に見えるばかりか、それ以上にモノを大切に扱う気持ちを相手に伝えることができるからである。
●<P.63>名刺を渡すときもそうで、名刺入れからぞんざいに一枚を抜き取って相手に渡すのはよくない。
いったん自分の胸元近くまで持ち上げ、そこから相手に差し出すのである。もちろん、相手から受け取った名刺も、いったんは胸元まで持ち上げ、目を近づけて相手の名刺をじっと見つめるくらいのことはしたほうがいい。そのほうが、相手も自分を大切に扱ってもらえると思うからだ。
★自分の前にいる人をリスペクトしているということを伝えるには、どのような仕草を取るべきかを意識する。
●<P.84>「私は、鼻が低いから…」と嘆いているOLがいれば、「俺は、その鼻が好きだよ」と自然に言ってあげられるようなウソつきを目指そう。
●<P.85>出会う人すべてに100点をつけるのが、人間関係の達人である。
●<P.85>人間関係というのは、複雑なように見えるが、実は、ものすごく単純にできているのである。必要なルールは、「相手に100点をつけてあげること」という、わずかひとつですんでしまうのだ。たしかに細かいルールは他にもあるのだが、一番大切なルールは、これひとつである。
★そのままの相手をまず受け入れる。
そうすればこちらの言うことも聞いてくれる。
自分を受け入れてくれない人の言葉は聞けない。
●<P.88>相手としては、「必要ありませんよ」というのはタテマエなのであって、ホンネとしては、「必要ある」ということのほうが多いのではないだろうか。だとしたら、「必要ない」と言われたことも、やっておいたほうがいいのではないだろうか。
たとえば、少し遠い場所にある会社に終業時間間際に出向かなければならないとしよう。こんなとき、上司からは、「今日は、そのまま直帰しちゃっていいからな。連絡もいらないぞ」と言ってもらえることがあるかもしれない。
しかし、「はい、そうですか」と素直に何の連絡もせず、直帰してもいいものだろうか。
いいわけがない。
仕事が終わったところで、上司の携帯に連絡を入れて、「無事、終了しました。今日は、このまま戻ります」という報告くらいはしておいたほうがいい。
「連絡などいらない」と言っている上司も、心のどこかではちょっぴり不安なのである。仕事がうまくいったのか、何かミスをやらかしてはいないだろうかと、どこかで不安なのだ。だから、あなたがきちんと連絡をしておけば、上司にいらぬ不安を与えずにすむのである。
★これ、すごくわかる。
これができるのはすごく気が利く印象を持つ。
想定を超える、サプライズの一種かもしれない。
だから記憶に残る。
自分もこれがいつもできるようにならないといけないし、部下にはそうなってほしい。
●<P.90>生理的に苦手な人には、どんどん話しかけるのがよい。
というのも、話しかければ話しかけるほど、嫌悪感は減らせるからである。
●<P.91>それにまた、自分から話しかけるようにすると、相手もあなたを友だちとして見てくれるようになるので、どんどん付き合いやすくなっていく。
マーティン・セルホウトという心理学者によると、私たちは、自分に頻繁に話しかけてきてくれる人を「ベストフレンド」だと認知する傾向がある。
★これは実感するところがある。
あまりうまくいってないと感じる人がいれば、こちらからなんてことはない話でも話しかけるようにしよう。
相手が「箱」から出てくるのを待つのではなく、こちらから「箱」を出る。
それでうまくいかなくても今の状態が続くだけ、もし相手も「箱」から出てくれたらそれはもうけもの!
●<P.106>強く怒鳴ったり、叱ったりした後で、一番気にしているのは、実のところ叱られた人間ではなく、叱り手本人なのだ。
●<P.107>ブランチャードとマクブライドの書いた『あなたを危機から救う一分間謝罪法』(扶桑社)には、まさにこのようなアドバイスがなされている。叱られたときには、さっさと自分から話しかけたほうが、お互いにわだかまりがなくなるというのだ。
★上司になってダメ出しする側にまわってこれは実感。
改めて、肝に銘じておきたい。
あと、だからと言って上司が必ずしも待ってなくてもよいはず。
部下にダメ出しした後は、モードを変えてこちらから接することをこころがける。
●<P.115>不思議なもので、高い値段をつければつけるほど、価値はあがるのである。
●<P.116>高い値段を吹っかければ吹っかけるほど、相手はあなたの仕事に感心してくれるにちがいない。
★モノの価値がわからないとき、値段を基準にしてしまうことはよくあること。
値段が安いだけで安かろう悪かろうと思ってしまう。
高いだけで良き物と無条件に思ってしまう。
だから、安易に安売りしてはいけない。
●<P.137>アリゾナ州立大学のJ・シャピロ教授によると、肥満の生徒は、先生からかわいがられないそうである。きちんとした指導をしてもらえず、教え方もいいかげんにやられてしまうそうなのだ。理由は、もちろん、太った生徒は、ちっともかわいくないからである。
★痩せる!
●<P.210>自己評価を聞くときには、できればポジティブな答えを引き出せるような聞き方をしたい。そうしたほうが、好ましい答えが返ってきやすくなるからである。
「僕の、どこが尊敬できる?」
「私の、どんなところが愛すべき点だと思う?」
★これはテクニックだなぁ、なるほど。
【アクション】
苦手な人、うまくいってない人にこそ、こちらから積極的に話しかける。
最初は違和感があるのは当たり前。
とにかく、こちらから「箱」を出る。
【これまでに読んだ著者の本】
アメリカで実証された悪のスーパー感情コントロール―相手の心を思うままに操る心理 [単行本]
内藤 誼人 (著)
http://blog.goo.ne.jp/shinyability/e/8eb2bf9fafe4b802d2ddda5d816ee714
一生懸命やっているのに「やるべきこと」が片づかない人へ [単行本(ソフトカバー)]
内藤 誼人 (著)
http://blog.goo.ne.jp/shinyability/e/fabecc1025996fe28c2404286c8f71ef
継続は、だれも裏切らない [単行本(ソフトカバー)]
内藤 誼人 (著)
http://blog.goo.ne.jp/shinyability/e/b42de5757af5e2ea9c3afb818e5c3920
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内藤誼人 (著)
場所:江東区図書館
伝えたいメッセージが伝わるようにプレゼンテーションしろってことかな。
なんでもかんでもバカ正直にやってても、真意や本当に伝えたいことが伝わるわけではない。
他人は聞きたいことしか聞かない、見たいことしか見ない。
じゃあ、そういうふうに聞かせてあげればいいし、見せてあげればいいでしょ。
本書で言うウソはそういうことなんだと思う。
以下、メモ。
●<P.19>アメリカのテレビショッピング業界で放送作家のコリーン・スショットという女性が「今すぐお電話ください」というセリフを、「オペレータにつながらない場合は、恐れ入りますが、繰り返しお電話ください」に変更して大成功をおさめたという話がある。
「電話がつながらない」ということをアピールすれば、じゃんじゃん電話がかかってきていて、品切れを起こしそうな商品を視聴者は連相する。そのため、売り切れる前に電話しなくては、ということで電話をかけてくるのである。まことにうまい作戦である。
私もよくこの作戦を使う。
仕事の電話がかかってきても、なかなか電話に出ないのだ。そして、さんざんじらしてから受話器をとり、「すみません、忙しいもので、ずいぶんお待たせしました」とお詫びするのである。私などは携帯にも出ない。留守電に用件を吹きこませて、大切な話がある場合にのみ、こちらからかけなおすようにしている。
★ここまでやるのはやりすぎのような気もするけれども、無理して相手にあわせたあげくに、暇なんだなというメッセージを与えてしまうことは避けたいもの。
自分の行動が相手にどううつっているのか、どういうメッセージを与えているか、意識してみる。
●<P.63>書類を相手に渡すときには、いったん自分の身体に引き寄せてから、相手に渡すとよい。ワンテンポの「間」を置くと、しぐさが優雅に見えるばかりか、それ以上にモノを大切に扱う気持ちを相手に伝えることができるからである。
●<P.63>名刺を渡すときもそうで、名刺入れからぞんざいに一枚を抜き取って相手に渡すのはよくない。
いったん自分の胸元近くまで持ち上げ、そこから相手に差し出すのである。もちろん、相手から受け取った名刺も、いったんは胸元まで持ち上げ、目を近づけて相手の名刺をじっと見つめるくらいのことはしたほうがいい。そのほうが、相手も自分を大切に扱ってもらえると思うからだ。
★自分の前にいる人をリスペクトしているということを伝えるには、どのような仕草を取るべきかを意識する。
●<P.84>「私は、鼻が低いから…」と嘆いているOLがいれば、「俺は、その鼻が好きだよ」と自然に言ってあげられるようなウソつきを目指そう。
●<P.85>出会う人すべてに100点をつけるのが、人間関係の達人である。
●<P.85>人間関係というのは、複雑なように見えるが、実は、ものすごく単純にできているのである。必要なルールは、「相手に100点をつけてあげること」という、わずかひとつですんでしまうのだ。たしかに細かいルールは他にもあるのだが、一番大切なルールは、これひとつである。
★そのままの相手をまず受け入れる。
そうすればこちらの言うことも聞いてくれる。
自分を受け入れてくれない人の言葉は聞けない。
●<P.88>相手としては、「必要ありませんよ」というのはタテマエなのであって、ホンネとしては、「必要ある」ということのほうが多いのではないだろうか。だとしたら、「必要ない」と言われたことも、やっておいたほうがいいのではないだろうか。
たとえば、少し遠い場所にある会社に終業時間間際に出向かなければならないとしよう。こんなとき、上司からは、「今日は、そのまま直帰しちゃっていいからな。連絡もいらないぞ」と言ってもらえることがあるかもしれない。
しかし、「はい、そうですか」と素直に何の連絡もせず、直帰してもいいものだろうか。
いいわけがない。
仕事が終わったところで、上司の携帯に連絡を入れて、「無事、終了しました。今日は、このまま戻ります」という報告くらいはしておいたほうがいい。
「連絡などいらない」と言っている上司も、心のどこかではちょっぴり不安なのである。仕事がうまくいったのか、何かミスをやらかしてはいないだろうかと、どこかで不安なのだ。だから、あなたがきちんと連絡をしておけば、上司にいらぬ不安を与えずにすむのである。
★これ、すごくわかる。
これができるのはすごく気が利く印象を持つ。
想定を超える、サプライズの一種かもしれない。
だから記憶に残る。
自分もこれがいつもできるようにならないといけないし、部下にはそうなってほしい。
●<P.90>生理的に苦手な人には、どんどん話しかけるのがよい。
というのも、話しかければ話しかけるほど、嫌悪感は減らせるからである。
●<P.91>それにまた、自分から話しかけるようにすると、相手もあなたを友だちとして見てくれるようになるので、どんどん付き合いやすくなっていく。
マーティン・セルホウトという心理学者によると、私たちは、自分に頻繁に話しかけてきてくれる人を「ベストフレンド」だと認知する傾向がある。
★これは実感するところがある。
あまりうまくいってないと感じる人がいれば、こちらからなんてことはない話でも話しかけるようにしよう。
相手が「箱」から出てくるのを待つのではなく、こちらから「箱」を出る。
それでうまくいかなくても今の状態が続くだけ、もし相手も「箱」から出てくれたらそれはもうけもの!
●<P.106>強く怒鳴ったり、叱ったりした後で、一番気にしているのは、実のところ叱られた人間ではなく、叱り手本人なのだ。
●<P.107>ブランチャードとマクブライドの書いた『あなたを危機から救う一分間謝罪法』(扶桑社)には、まさにこのようなアドバイスがなされている。叱られたときには、さっさと自分から話しかけたほうが、お互いにわだかまりがなくなるというのだ。
★上司になってダメ出しする側にまわってこれは実感。
改めて、肝に銘じておきたい。
あと、だからと言って上司が必ずしも待ってなくてもよいはず。
部下にダメ出しした後は、モードを変えてこちらから接することをこころがける。
●<P.115>不思議なもので、高い値段をつければつけるほど、価値はあがるのである。
●<P.116>高い値段を吹っかければ吹っかけるほど、相手はあなたの仕事に感心してくれるにちがいない。
★モノの価値がわからないとき、値段を基準にしてしまうことはよくあること。
値段が安いだけで安かろう悪かろうと思ってしまう。
高いだけで良き物と無条件に思ってしまう。
だから、安易に安売りしてはいけない。
●<P.137>アリゾナ州立大学のJ・シャピロ教授によると、肥満の生徒は、先生からかわいがられないそうである。きちんとした指導をしてもらえず、教え方もいいかげんにやられてしまうそうなのだ。理由は、もちろん、太った生徒は、ちっともかわいくないからである。
★痩せる!
●<P.210>自己評価を聞くときには、できればポジティブな答えを引き出せるような聞き方をしたい。そうしたほうが、好ましい答えが返ってきやすくなるからである。
「僕の、どこが尊敬できる?」
「私の、どんなところが愛すべき点だと思う?」
★これはテクニックだなぁ、なるほど。
【アクション】
苦手な人、うまくいってない人にこそ、こちらから積極的に話しかける。
最初は違和感があるのは当たり前。
とにかく、こちらから「箱」を出る。
【これまでに読んだ著者の本】
アメリカで実証された悪のスーパー感情コントロール―相手の心を思うままに操る心理 [単行本]
内藤 誼人 (著)
http://blog.goo.ne.jp/shinyability/e/8eb2bf9fafe4b802d2ddda5d816ee714
一生懸命やっているのに「やるべきこと」が片づかない人へ [単行本(ソフトカバー)]
内藤 誼人 (著)
http://blog.goo.ne.jp/shinyability/e/fabecc1025996fe28c2404286c8f71ef
継続は、だれも裏切らない [単行本(ソフトカバー)]
内藤 誼人 (著)
http://blog.goo.ne.jp/shinyability/e/b42de5757af5e2ea9c3afb818e5c3920
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