お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書) (新書)
勝間 和代 (著)
![](http://ec2.images-amazon.com/images/I/31HNjoN4EPL._SL500_AA240_.jpg)
場所:江東区図書館
かなりリテラシー低目の人をターゲットに書いています。
正直ちょっと物足りない。
いくつか新しい発見を。
プロスペクト理論、同じだけの利益で得られるうれしさよりも、同じだけの損失でうけるダメージの方がおおきい。
このことは知ってました。
でもそれが意味するところまでは考えがいたっていませんでした。
なにを言いたいかというと、ほっとくとプロスペクト理論に従ってリスク回避的になてしまうので、常日頃から意識的にリスクを取っていかないと、いびつな判断をしてしまう可能性があるということです。
自分を振り返ってみればなんとなく、そんな気が。
従前に設定したアセットアロケーションからすればもっとリスク資産に振り分けてよいところなのに、リスク資産が下落傾向にあるときは、リスク資産に振り分けることをためらう自分がいます。
おそらく自分の中のプロスペクトな小人が勝っているんでしょう。
リスク回避的な自分を感じたら、これはもしやプロスペクト理論にはまっているんではないか?と疑ってみることにします。
もうひとつ、保険。
保険会社の取り分が見えなくて、おそらくいっぱい抜かれているので、必要な時期、たとえば子ども小さくて奥さんも働けなくて資産が十分にないみたいな時、以外は保険に頼らなくて良い、というのは山崎本から学んだところ。
保険会社の取り分に、一定の率で詐欺が発生することを見込んだ引き当てがなされているというのは初めて知りました。
よくよく考えれば当たり前ですけどね。
文字にされると、言われて見れば確かにって感じ。
我が家はそろそろ保険からは卒業かな。
途中で「投資信託にだまされるな!」の題名を主に批判的に論評している部分がありますが、本書の「お金は銀行に預けるな」も似たようなもんでは;)
著者の主張は、銀行預金だけだとインフレに負けるよと。
だからリスク資産を組み込んだ適切なポートフォリオくんだほうがいいよと。
これについては反対するところではないんですが、最近読んだ吉本本では銀行預金は決してインフレに弱くないと主張していました。
おおよそインフレに追随して預金利率も上がるから。
これはこれで納得。
銀行預金よりは個人向け国債においておくほうが合理的かと思いますので、安定性を求める部分は個人向け国債がメインかな。
吉本本を読んで預金も捨てたモンじゃないと思いなおしたので、これまでのようにちょっとでもつみあがったら他に回すってのはなしにして、ゆったり目にリバランスを考えることにします。
勝間 和代 (著)
![](http://ec2.images-amazon.com/images/I/31HNjoN4EPL._SL500_AA240_.jpg)
場所:江東区図書館
かなりリテラシー低目の人をターゲットに書いています。
正直ちょっと物足りない。
いくつか新しい発見を。
プロスペクト理論、同じだけの利益で得られるうれしさよりも、同じだけの損失でうけるダメージの方がおおきい。
このことは知ってました。
でもそれが意味するところまでは考えがいたっていませんでした。
なにを言いたいかというと、ほっとくとプロスペクト理論に従ってリスク回避的になてしまうので、常日頃から意識的にリスクを取っていかないと、いびつな判断をしてしまう可能性があるということです。
自分を振り返ってみればなんとなく、そんな気が。
従前に設定したアセットアロケーションからすればもっとリスク資産に振り分けてよいところなのに、リスク資産が下落傾向にあるときは、リスク資産に振り分けることをためらう自分がいます。
おそらく自分の中のプロスペクトな小人が勝っているんでしょう。
リスク回避的な自分を感じたら、これはもしやプロスペクト理論にはまっているんではないか?と疑ってみることにします。
もうひとつ、保険。
保険会社の取り分が見えなくて、おそらくいっぱい抜かれているので、必要な時期、たとえば子ども小さくて奥さんも働けなくて資産が十分にないみたいな時、以外は保険に頼らなくて良い、というのは山崎本から学んだところ。
保険会社の取り分に、一定の率で詐欺が発生することを見込んだ引き当てがなされているというのは初めて知りました。
よくよく考えれば当たり前ですけどね。
文字にされると、言われて見れば確かにって感じ。
我が家はそろそろ保険からは卒業かな。
途中で「投資信託にだまされるな!」の題名を主に批判的に論評している部分がありますが、本書の「お金は銀行に預けるな」も似たようなもんでは;)
著者の主張は、銀行預金だけだとインフレに負けるよと。
だからリスク資産を組み込んだ適切なポートフォリオくんだほうがいいよと。
これについては反対するところではないんですが、最近読んだ吉本本では銀行預金は決してインフレに弱くないと主張していました。
おおよそインフレに追随して預金利率も上がるから。
これはこれで納得。
銀行預金よりは個人向け国債においておくほうが合理的かと思いますので、安定性を求める部分は個人向け国債がメインかな。
吉本本を読んで預金も捨てたモンじゃないと思いなおしたので、これまでのようにちょっとでもつみあがったら他に回すってのはなしにして、ゆったり目にリバランスを考えることにします。