シノワレコード

女性Vo60sサイケガレージ的Indiepopバンド"シノワ/shinowa"のGtヒラタによる色々レビュー&世間の話題

STONE ROSES『STONE ROSES』

2005年10月06日 | indiepop90's
 高校三年のある日、弟が友人からCDを借りてきた。どうも間違って買ってしまったが、結構いいので貸してやるといわれたらしい。それがSTONE ROSESだった。どうも、GUNS N'ROSESと思って買ったそうだ。こういう経緯でローゼスを聴いた人は少なくとも50人くらいはいるのではないかと思う。

 STONEROSESは当時ちょっと話題だったので名前は知っていたが、「ローゼス」というのがなんかガンズのイメージもあり、「薔薇」というの単語も硬派なイメージで、間違いなくハードロックだと思っていた。
 当時の自分はスモールフェイシズ一辺倒の時代だった。60年代ロックに深くつっこむ過程でよくありがちな、「現在進行形ロック全否定」のまさにその時だった。
 ちなみに、ガンズは高校時代のバンドのドラマーがファンだった。文化祭では仲良く「好きな曲を一曲づつやろう」ということになり、「ペイシャンス」をやった。

 そしてストーンローゼスを聴いた。それはとても不思議で聴いたことのない音楽だった。しかし、全く違和感を覚えなかった。むしろ60年代に近い感じさえした。それから唯一、いわゆる現行バンド(当時)で聴ける音楽となった。
 もちろんテープにダビングし、学校に行く途中のウォークマンでヘビロテ。湯田温泉あたりをチャリでこいでる時に「she bangs the drums」が流れる瞬間をよく覚えている。

 しかし、CDは買わなかった。当時はマニア気取りで「アナログしか買わない」という、若い血気溢れる時だった。ローゼスのアナログをずっと探していたのだがなかなか見つからなかった。そのうちテープもなくしてしまった。丁度1993~4年ころはアナログの再発がされていないころだったので、見つけるのには結構苦労した。ようやく大学生になって大阪で発見した。
 自分が買ったやつは、アメリカBMG盤だが、たしかダブルジャケットの盤もあったように思う(再発?)。また、このBMG盤には、3曲目にエレファントストーンが入っているが、確かエレファントストーンがA面の6曲目だったり、また入ってないものもあったような気がする。
 6、7年前に、ローゼスの映像CDロム付きアニバーサリーバージョンが出たので、その時に買ったのだが、この盤はエレファントストーンが入ってない盤なので、どうもなじめずにいる。
 
 『セカンドカミング』が出たときだと思うが、その時来日することになり、大阪公演もあったのでチケットをとったが中止になってしまった。その時、同じファミリーマートのバイトにもチケットを取った人がいた。
 彼曰く、来日が中止になったのは「ジョンがレンタルビデオを返し忘れたらしい」と。
 しかし、その後、その彼は店で信じられない不祥事を起こしてしまい、店を追放されることとなった。最初は信じていた情報だったが、あやしい。
 
 いったん中止とはなったがその後来日し、無事公演が行われた。見たのは大阪のIMPホールである。残念ながら、その時点でドラムのレニは脱退していて、彼のプレイは見れなかった(黒人ドラマーだった)。それだけが本当に心残り。好きなドラマーの一人です。
 『セカンドカミング』ではバリバリにギターを引き倒していたジョンだが、ライブではあまり冴えてなかったのが印象的だった。

 当時、『セカンドカミング』に7割ぐらいはショックを受けてましたね。「テンストーリーラブソング」だけしか認めてない人も多かったし。ブックオフでもローゼスのとこには『セカンドカミング』ばっかり。

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