きぼう屋

生きているから生きている

平和の旅in広島 その八

2008年08月06日 | 教会のこと
本日は広島が原爆被害を受けた日

平和の旅in広島の感想は
やっぱり本日締めるべきなんだろうと
あわてて書きます

資料館を出たあと
記念公園を歩きました

炎天下
熱射病にならないように注意しながら
別チームのおじいちゃんおばあちゃんを心配しつつ・・・

ふたつのことが下っ腹に響きました

ひとつは
公園の土地は、被災した町の上に
土を盛ったものであるということ

1mくらい高くなったとのこと

下には
原爆でこなごなになった
あらゆるものがそのまま埋まっているということ

それを聞いた瞬間から
足の裏の神経が集中しました


もうひとつは
韓国人被爆者の共同墓地

一緒に行った学生が教えてくれました

かつては公園とは別の場所にあり
公園内に移設するのには
たくさんのハードルがあったとのこと

実は最近移設されたとのこと

実は
この事実から
平和と逆行する世界の根っこを見た気がしました

知らなかった自分を反省するとともに
今も考え続けさせられています


さて

公園見学後
資料館一階の小さなレストランで
しばらく休憩をしていましたら

原爆投下前に
まさにそのレストランの位置に家があったというおじいさんが
テレビの取材を受けるために
クルーと一緒にやってこられました

そして
居間があったという位置にあたるところの
レストランの座席に
おじいさんは座りました

そこはちょうど
うちの教会の子どもたちが座っていたところでした

そして
テレビとしては
そこでしばらくおじいさんにお話してもらう
というつもりだったようですが

おじいさんが座るやいなや
うちの教会の子どもたちが
おじいさんにいろいろと話しかけます

ここに住んでたの?
川で遊んだの?
家がなくなったの?

おじいさんもひとつひとつ丁寧に応えてくれます

それをクルーたちは撮影しています

そしてプロデューサーが言いました

これで行きましょう!


子どもたちにおじいさんが応えるという中で
当時のことが語られもし
その光景をテレビに使うということでした

広島テレビで本日夕方に流れるということでした
旬感テレビ派!
という番組とのことで・・・

京都では見れず残念ですが
いい思い出です
(広島教会の牧師さんが異動して
 いま無牧師なので
 録画を頼むこともできず・・・)




バスに乗り込んで京都へ

みんなで感想を言い合います

まずは子どもたちが
ボランティアの人たちから学んだことを
いろいろと言ってくれます

大人たちは
なかなかしゃべってくれません

理由はふたとおり

重たくて言葉にならない人と
人前で話すのが苦手な人

まだうちの教会は
積極的に感想意見を言うということが苦手です

それでも
相当に言えるようになってきたのですが・・・



私も厳しい人間なので

大人の皆さん
こどもの教育にとっても悪いことだと思います
はい!感想を積極的にどうぞ!


マイクを渡すと
がんがんしゃべるわけで
なによりです

まあこれでもいいのですが

わたしの好きな展開ではないですなあ



みんな感想文を書いて
その言葉をつなげて
礼拝の交読文として
8月17日の平和を祈る礼拝でみんなで読もうという計画です

いまのところ
こどもたちと青年たちからは
感想が出まして

大人たちから約半分の感想が出ました

まだの方
ぜひよろしくお願いします


というわけで


旅の報告
おしまい