きぼう屋

生きているから生きている

祈り

2007年11月26日 | 平和のこと
今週は
バプテストは世界祈祷週間

地球規模であらゆる地域の人々の
救いと和解と平和を祈る

その関係で
昨日の主日の午後は教会のみんなで
映画「ホテル・ルワンダ」を見た


私たちはルワンダに佐々木和之氏を派遣している
彼の名前は覚えておくべき

彼の活動の詳細については
様々な政治事情も絡むことなので
ネット上で紹介することはしない

しかし
本当は紹介したい
彼のチームが行っている
世界に先駆けた和解の政策は
あまりにも驚くべきものだ


アフガンで中村哲氏が活動するが
彼の活動くらい注目されておかしくないものだ

そういえば昨日は中村氏も京都にいた
ただ残念ながら会うことはできなかった


「ホテル・ルワンダ」だが
こちらも残念ながら
わたしは途中までしか見ることが出来なかった

他教派の集会のシンポジウムで発題をすることになっていたから
そちらに向かう

憲法の根っこを議論するというものだった
しかし事前の打ち合わせなどなく
自由に語れということだったから
心配しつつも
他の発題者の顔ぶれを見て
重ならないような発題をすることにした

たとえば歴史からはかならず他の人が語るだろうし
聖書の語る平和の記事と憲法を合わせる試みも誰かしらするだろう

という読みは見事に当たった


わたしは憲法の根っこを4つの視点から語った
1、 生きる方向に向かっている自由
2、 和解のために他者に向かう希望
3、 傍観するのでない具体的行動
4、 祈り

無論教会の集まりなので
聖書から語った


発題者はみんな違う角度からしかし同じ事柄を語ることが出来た
この点は面白かった


バプテストとこの教派の違いもよくわかった

バプテストは
まず福音を徹底的に議論し
信仰告白として
平和や憲法を語ってきている

しかし今回の教派は
平和や憲法をそういう学問的な視点から語り
それを聖書とつなげようとしている


だから
わたしはなんだか盛り上がりきれなかった
こういうところはわたしの悪い性分だ


バプテストが90年代から
宣教研究所を中心に
まず福音と律法を議論するところから始めて
今に至っていることは
ものすごく大きな実を結んでいることを確認できた


こういうところで
バプテストはこの間
実質
聖公会を抜いて日本のプロテスタントで
最もたくさんの人が礼拝に参加しているということも
起こっているのだろう
(日本基督教団はいろんな教派が集まっているが、それをそれぞれの純粋な教派に分けた上でのこと)


昨日のシンポジウムで紹介し忘れたが
バプテストの
平和宣言の研修会の中心が
説教ワークショップだと
他の教派の人が知ったら
驚くしかなかっただろう



私は徹底的にこれからも言うだろう

平和の覚える集会は
すべて礼拝でないとならない!!


昨日のシンポジウム
祈りが一度もなかった

世間では理想とよばれたり
あるいは非現実的とよばれていることを
キリスト者は祈りでもって
それを現実とするのではないのか

祈りなしで平和や現憲法の理想を
どこで受肉するのだろう・・・