きぼう屋

生きているから生きている

2007年02月16日 | ホームレス支援のこと
ホームレス支援炊き出しから帰宅。
本日は市役所前での炊き出し。
なんと牛丼。
スタッフが日本酒が切れていたから焼酎でつくってくれたとのこと。
これが功を奏して
キレのあるなんともさっぱりしたうまさ。

今日もいろんな人と話すことができた。

息子が今月二十歳になった・・・

うれしそうに話すおじさん。
家族を忘れることはないのだ。

今日は次男のともくんの体験入学。
4月から小学生。
そしてその準備としての日。
どちらかというと、必需品を買う日でもある。

両手に学校道具を抱えてすごくいい顔で帰ってきた。

妻が学校で長男の友人のおかあさんからこんなことを聞いてきた。

とある放課後、その友人をはじめ、同級生や上級生と校庭で
いわゆる残り遊びをしていたときのこと。
ドッチボールをしたそうだ。
別の友人がその友人に、チーム分けのためのグーパーで
「パーを出して」
と言ったもんだから
素直にパーを出したら
別の友人はグーを出したとのこと。
そして長男のそらくんにはグーを出すように言っていたようで
そらくんと同じチームになってはしゃいでいたようだ。

そして友人はあたまにきて
「やーめた」と校庭のすみっこで一人で遊んだとのこと。

そしてしばらくすると
「おれもやーめた」

そらくんがやってきて
「いっしょにキャッチボールしようぜ」
と言ったそうだ。

それがうれしかったらしくて
家に帰って家族に何度も言ったとのこと。

さらにすごいのは
「俺は同じようにできるかなあ」
と言っているそうで・・・

そらは言葉を話し始めたときからこういう優しさを持っていたなあ
と思いつつ
わが子のことで感動するわたし。
ああ
涙が・・・

昨日は保育園にいく息子たちがバレンタインでもらったチョコなどを持って帰ってきた。
昨日もらったものに、一昨日もらって忘れてきたもの。

みんなでいい顔して食べてました。

うーちゃんがお母さんと作ったという手作りのブラウニーをくれて
息子たちに分だけでなくて
妻と私の分もあって

食べた。

体中の血管が喜んだ。
めちゃうまい。
しあわせ。

商売できるやん。

でも
なんとも愛情をいただける味で
本当に愛情が注がれているのだと思った。

ありがたい。
感謝感謝。

れんくんが
「うーちゃんうーちゃん」
言いながら食べている。
それはそれはうれしいことでしょう。

そういえば
今晩の妻の作ってくれた筑前煮は
びっくりするくらいうまかった。

彼女はどちらかというと
伝統的な男女観でいうと
男的で、
家事などは苦手なんだけど
しかし気づけばいつの間にか料理は上手くなっている。

洗濯掃除整理整頓は・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

わたしがやればいいのだ。
はい。

妻は、妻を必要とする人たちがたくさんいるので
そういう人たちに会うことに時間をつかってもらうのが一番。

なんとなくうまいことこうやって家がまわる。

ただいま探偵ナイトスクープを見ながら書いていますが
この番組はいい。
毎回どこかで泣いてしまう。

そういえば
炊き出しの準備をしながら
教会集会室のテレビから流れてきた
ジャガー横田の歩みを見て
涙してしまった。
壮絶な人生。

かつてはそういうのを見ても
きっと遠い世界のことだったのだろう。

いま
いろんな人に出会い
とりわけホームレスの仲間と出会い
彼らの壮絶な人生を見聞きし
ヒトゴトではなくなってきているようだ。

泣いてしまう・・・

という
昨日と今日でした。