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~旧タイトル:日本語教師LIFE~

天壇公園と北京ダック

2014年06月01日 | 日記
6月1日(日) 曇り

昨夜の雷雨の影響が残ったか、今日は朝から曇天でした。
しかし、それが幸いでした。気温が下がり観光にはいい気候となりました。

今日は午前中に天壇公園へ。
人は多かったものの、昨日の天安門と故宮ほどではありませんでした。

昨日と今日で知ったのですが、こちらの観光施設にももちろん学割はあるのですが
大学院生はその対象にはならないのだそうです。何ともせこい。

天壇公園のシンボルとも言うべき祈念殿、見た目がとても綺麗なのですね。
昨日の雨で洗われたのかと思いきや、元々あった建物は雷に打たれ焼失してしまった
そうで、現在のものは再建されたものだそうです。
今まで見てきた建造物とは違う色鮮やかさでした。

祈念殿のあとは私が中国語の勉強に使っているビデオに紹介されている回音壁という
施設に行き、早速試してみたのですが、全く聞こえませんでした。
これは、全体が円形に造られている壁に向かって言葉をささやくと、その声が反対側に
いる人にも聞こえるというエコーの作用があるそうなのですが、いかんせん観光客が
多くあちこちで『叫んで』いますから、無理もないようですね。

昨日の故宮と今日の天壇公園で気づいたのが、主な施設の中には入れないということ。
曲阜の孔子廟もある一部を除きほぼ同様です。
観光客は柵越しに中を携帯電話かカメラで撮影しています。
中に入ってゆっくり撮影できないのは残念ですが、多分その理由は中国人のマナーの
悪さに起因しているのではないかと思われます。
「禁煙」と表示されている場所で平気で喫煙し、「触るな」とわざわざ書いてある木に
これでもかと言わんばかりに触る。
ここでも展示物を撮影しようとしている目の前を何食わぬ顔で横切っていきます。

この天壇公園は有名な観光施設ですが、中には純粋に公園のくつろぎを楽しんでいる
人々もいました。歌っている人々やダンスをする人、中には外国人に太極拳を教えて
いる方々も。
入場料を払ってまで入るのか?と疑問を投げかけましたら、案内役の学生は老人には
特別料金か免除、もしくは年間チケットならかなり安いという返事でした。
公園への入場料と祈念殿とはまた別料金なので、純粋に公園を楽しんでいるようです。

お昼は彼女の勧めるお店で北京ダックを食しました。
私のイメージでは北京ダックは高級品なのですが、確かに安くはないものの、お店が
多いのだそうです。彼女が紹介してくれたのは行列ができるお店。
我々も10分程度待ちました。比較的空いていたようです。
注文したのは一羽丸ごとではなく半分にしたものと、土豆(じゃがいも)絲と呼ばれる
じゃがいもを千切りにして炒めたもの、それをさらに揚げたもの。
土豆絲は中国ではよく食べられる普通の料理で特にこんなお店で注文することもない
ものなのですが、隣のテーブルに盛ってあった料理を見て、あれは何?と店員に尋ねて
面白半分に注文しました。メニューには「辛」とあって少々心配したのですが、辛みは
ほとんどなく、なんとなくシロップがかっていておやつのようでした。

運ばれてきた北京ダックは見た目小さく、半分とは言えこんなに小さいのかと思って
食べ始めましたら、なんとこの肉の下にまた肉がちゃんと盛っており、2人で食べるには
十分の量でした。土豆絲は半分以上残してしまいましたね。
肉を包む皮も非常に薄作りで驚きました。

北京ダックを食べて冷たいビールを飲んで2人で100元少々、まあまあお手頃価格です。
冷たいビールは料金割増でした。

午後は彼女の勧めで魯迅博物館へ。
これはまた改めて。

2014-06-01 天壇公園と北京ダック
コメント
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