【時空マジシャン】Chapter.2のオープニング・ムービー制作に取り掛かる前にやらねばならないこと。それは占い師のモデリング・データのバージョン・アップです。
Chapter.1の時は、ウェブコミックの扉(表紙)がわりにオープニング・ムービーを作ろうと決めたまでは良かったんですが、その後やらねばならないさまざまな手探り状態の作業がてんこ盛り。占い師のモデリングにあまり時間をかけられなくて、形状の細部をずいぶん手抜きしてしまいました。
今見るとChapter.1の占い師はかなり不細工です!(´゜ω゜`)
先週は時間を見つけてはチクチクと形状データをいじってました。でもぜんぜんいい感じにならんのです。いっそゼロから作り直そうかとも...でもそうするとまったく別人になりそうだし。
そもそも占い師の最初の元データが悪いんですよね。その昔、LightWave3Dで初めて人物のモデリングに挑戦したときの習作データが占い師の元データです。
LightWave3Dで人物を数体作りかけて、そのまま放ってありました。その当時、LightWave3Dにメタナーブス(自由曲面体を粘土細工のように作れる機能)が搭載されたころ、また例によって私は『これさえあれば3DCGで魅力的なキャラを作り放題だよね(〃^¬^〃)へっへっへー』とLightWave3Dのパッケージを小脇にかかえ(高かった(;>_<;))秋葉原からいそいそと家に急いだものでした。
現在のようにウェブコミックを制作するという確固たる目的が無かったので、中途半端に何体か人物をモデリングした後そのまま何となくフェードアウト...
占い師を作るとき(すずめを作るときも)、ようやくあのときのデータを生かせる( ̄ー+ ̄)ニヤリと思ったものでした。
でもやめとけばよかった。ポリゴン(3Dモデルを形作る小さな四角形や三角形の要素)の流れがしっちゃかめっちゃかなんですよね。
つまり大雑把な造りなりにもポリゴンがきれいに流れていれば、後々細部を作り込んだり修正しやすいのですが、その当時はそこまで考えが及んでいませんでした。
昨夜なんとか上の画像の状態まで作り込むことができました。あと一息で完成。モデラーはメタセコイアです。
髪も眉も無く、皮膚のテクスチャーも張ってない状態でこれぐらい表情が出てればOK。かなり子供っぽく見えますが、この後の仕上げでたぶん大丈夫でしょう。
そもそもこの占い師は妖しげな雰囲気をただよわせるようなキャラではなく、時空を超えて迷える人々を救いたいという使命感あふれるヤング・フォーチュンテラーなのです。真面目なんです。
そのあたりのキャラも今度のオープニング・ムービーで表現できたらと思ってます。