制作がエンドレスになりそうな雰囲気の電子コミック【ナナのかぼちゃパン】ですが、作者としては一刻も早くiPad版を仕上げて次のAndroid版に取り掛かりたいと気持ちがはやっている今日この頃です。Android版といっても、たぶんKindle版でしょうけど。
そんな気持ちを抑えつつ細かい修正などをやっています。
たとえば上の画像のように、前半と後半でかなり顔が変わってしまったナナの父・雄作の描きなおしなどですね。もちろん顔色が明るいほうが最近の雄作です。
コミックスが数十巻にも及ぶ長編マンガなら、登場人物の顔が変わってくるのも仕方ないですけど、短編なのにこうも変化したらちょっとまずいので。
制作開始した当初は、絵本タッチにするつもりでいろいろ画像をいじっていたので前半と後半で変わってしまったんですよね。最終的には絵本的とは言えませんが、マンガを表現するために自分にあったスタイルに落ち着きつつあるといったところです。
制作がストップしているWebコミック【時空マジシャン】のころ、3DCGでフォトリアルにレンダリングされた画像がどうも生きてない感じがして、「血を通わせる」ことから始まりました。
そしてその後、写真のようにダイナミックレンジが広く、ハイライトから暗闇まできれいに階調が割り振られていればマンガとしての表現力がある、というわけじゃないことに気づき、そっからまた方向性が変わったかもしれません。
始めのうちは、セルシェーダーなどでマンガ調・アニメ調にレンダリングするのは、『ちょっと違うかな』と思ってました。でも現在はそこに近づきつつあるようです。
まだ、アウトラインの線の濃さで試行錯誤をしています。
【ナナのかぼちゃパン】本編のトップページにオープニングサウンドをつけました。『おおっ!』という感じで、先日のエンディングサウンドと共に、始まりと終わりがびしっと決まったことでぐっと引き立ちました。
サウンドは、「魔王魂」さんの音楽素材を使わせていただきました。非常にシーンに馴染みやすい曲調のサウンドが豊富で、これからもお世話になると思います。
今回使わせていただいた「魔王魂」さん、そして【時空マジシャン】のときにお世話になった「FTK CREATIVE SYSTEM」さんをはじめとして、ハイクオリティなサウンドとネット上でコラボレーションできる環境が整ってきました。
またネット上で活動されている声優さんも多くいらっしゃいます。
自分の電子コミックには、音声・サウンド・アニメといった要素が欠かせないので、昔では考えられなかった時代になってきたなと改めて思う今日この頃です。
以前は、マルチメディア・コンテンツを作ることなんて大変だったですからね。今でも大変ですけど。
あと足りないものは、......敷居が高くないマンガツールですかね。たとえば手描きのマンガに、音声・サウンド・アニメなどを簡単に付加できるツール。
自分が知らないだけで、すでにあるのかもしれないですけど。