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動画・音声・インタラクティブ性などで織り成す新スタイルのマンガ制作日記

【時空マジシャン】ゲンとアヤの音声付加

2008-11-29 17:12:40 | Weblog
         →【時空マジシャン】Chapter.2 本編12~14ページ目(音声入り)

12~14ページ目まで音声を入れました。【時空マジシャン】Chapter.2から登場の兄妹忍者ゲンとアヤのシーンです。

11ページ目だけまだ声が入ってないのですが、このページはすずめが巨大鳥を追いかけるシーンなので、15ページ~Chapter.2最終ページの音声収録時に一緒に録音します。

ゲンとアヤの声が加わったことで、キャラの輪郭がくっきりとしてきました。現実味をおびてきました。

私は紙に描かれた漫画を読んでいるとき、キャラクターの声は実際の音としては頭の中で響いていません。でもそのキャラらしい声(キャラにふさわしい声)は、現実の音ではないけど聴こえてるような気がしてます。キャラがたっていればいるだけより強く聴こえるような気がします。

文字だけの小説の場合はどうでしょうか。今、小説を読んでいる自分を思い返してみると漫画っぽい画像を頭の中に描きながら読んでいるときと、映画やTVドラマのような映像を思い浮かべながら読んでいる場合の二通りがあります。後者のほうが多いようです。

頭に映像が浮かんでいる場合は、『この登場人物を演じるならあの俳優がぴったりでしょう?』などとキャスティングしながら読んだりするので、その俳優がTVで発している声がそのまま頭の中で響いてます。

脱線しましたが、先程書いた"現実味"という意味は、紙に描かれたキャラが発している(現実の音ではないが私の頭の中で響いている)それなりに説得力のあるリアリティのある声に、声優さんの現実の声が加わって現実感をおびたということです。

自分の頭の中の想いを分析しながら書いたので、ちょっと解りにくくなってしまいました。

上の画像は14ページ目、ゲンとアヤの会話シーン。(画像がグレイスケールなのは音声の波型イメージを見やすくするためで、本編はちゃんとカラーです)

私がイメージしていたとおりの兄妹らしい馴染んだ会話シーンになったと思います。私も音声に負けじとキャラの表情をもっと豊かにしたかったのですが、ポストワーク(3DCG画像生成後のレタッチ作業)では限界があります。

最近は、すずめのワイルドな表情なども徐々に良くなってきました。でもゲンとアヤは登場直後でまだ十分にこなれてません。3Dのモデリングデータとポストワーク両方の改善がまだまだ必要です。

主人公のブルーはどうしちゃったのでしょうか?巨大鳥に乗っているその後姿には生気が感じられません。(生気が無いって、ほんとうにそのように表現できているかは不明)

生気が無いというその理由はChapter.3で。








【時空マジシャン】Chapter.2 本編17ページ目

2008-11-21 23:53:07 | Weblog
        →【時空マジシャン】Chapter.2 本編17ページ目(Flash版)

だんだん寒くなってきました。夜中に毛布から抜け出してウェブコミックを制作するには厳しい季節です。夕食後一眠りしてから制作にとりかかるんですが、2時間ほど寝たかな?...と思って時計を見るともう朝方だったりすることもしばしば。うーむ...

【時空マジシャン】Chapter.2 の本編17ページ目です。

このページはコマの流れが悪いんですよね。1コマ目から3コマ目まですずめが一人で、叫んだり、苦無を投げたり、後ろにひっくり返りそうになったりしていてうまくありません。

そこで3コマ目と4コマ目を同時に表示することにしました。つまりすずめが「ああああ...」とひっくり返りそうになるのと、苦無が巨大鳥に向って飛んでいく場面を同時に表示するわけです。実際にその二つは同時におこっているので。

それによってコマの流れが良くなったかといえばそうでもないんですけど、ちょっと間延びを抑えられたかなという感じ。

さて問題の5コマ目。

このコマは漠然となんとなくおもしろいシーンになりそう...と思っていました。といっても具体的にこれこれこうだから絶対おもしろくなると確信していたわけではありません。

そういうときというのは実際に作ってみても結果はあまり良くないようです。『あれ?もっとおもしろくなると思ってたのに...』となりがち。

頭の中にある明確におもしろくなるイメージと、それを実際に形にする手順がわかっていてこそ魅力的なものが出来るんですね。

上空でさかさまに吊り下げられたスリル感を表現するにはコマが小さすぎました。1ページくらいのサイズがないと。ぐるーんとなるアニメもいまいちです。すずめの身体が左右に動くムービークリップをさらに上下に動かしてみたり、鷲の羽根を飛ばしてみたりいろいろとやってみましたが、現在の私の実力ではここどまり。

さて、ウェブコミックの各ページの下部にはボタンが三つ並んでいます。右からネクストボタン(次頁へ)、リプレイボタン(再表示)、プレブボタン(前頁へ)です。

ネクストボタンの仕様を少し変更しました。ページの全コマの再生が終了した時点でネクストボタンが点滅するようにしました。読者にネクストボタンのクリックを促すためのものです。

すずめの声を担当していただいている声優のこはらまりかさんからご意見をいただきましてさっそく改良しました。

おかげ様で読者が「もうこのページはすべて終わり?まだなんか出てくるの?」と悩まなくてすみます。ありがとうございました。








忍たま乱太郎

2008-11-05 16:44:01 | Weblog

先日、めいが遊びに来ました。私のパソコン作業をじっと見ているので、ウェブコミック【時空マジシャン】を見せてあげたところ予想外の反応が...

めい:『やだ、これー!』
 私:ガビーンンンンン...よろっ..『しょ、小学一年生だし...ちょっと難しかったか...』

私が予想していた展開は、めい:『え~っ、これおじちゃんが作ったの?すごーい、すごーい!』私:『それほどでもあるよ、えっへん!』というものでした。

よろめきながらも何とか立ち直った私でしたが、さらにめいは『忍たま乱太郎の絵を描いて!』とのたまう。

私:『忍たま乱太郎かぁ...』

そのとき私の脳裏に浮かんだ忍たま乱太郎のイメージは、のび太が忍者服を着たような感じ。ちょっと違うような気もするんですが...

考えてみると忍たま乱太郎の漫画もアニメもちゃんと観たことが無いんですよね。尼子騒兵衛という作者は、男みたいな名前だけど女性漫画家であるということは、以前新聞で読んで知っていたのですが、それ以外はほとんど知りません。

こんな感じだっけ?といい加減に描くとめいは絶対『似てなーい、おじちゃんへたー!』と言うに決まってます。なにしろ彼女の絵の評価基準は細部まで同じかどうかだけ。

めいにとって私は「絵がすっごい上手なおじちゃん」という位置づけです。この評価は死守せねば!

そんなわけでめいと一緒にTVアニメの忍たま乱太郎を観てからお絵かきをすることにしました。

まず乱太郎のオープニング・テーマ曲「勇気100%」...『なんて楽しい曲なんだ!』と思いました。とくに「~だきしめながら~ヘイヘイッ♪」のヘイヘイッがしびれるではありませんか。それにアニメの画像数が多くてリッチ。

忍者修行の学園かぁ。うーん、楽しそう!

そりゃあ算数や国語の勉強より忍術のほうが子供達にとっては楽しいでしょう。めいは勉強が嫌いなので、忍たまの学園生活はきっとパラダイスに見えるのでしょうね。

さて、どのキャラを描こうか...きり丸にしました。乱太郎やしんべえは上手に描いても上手く見えないような気がしたので。

めい:『似てる!すっごい似てる!!(興奮ぎみに)』

どうやら絵が上手なおじちゃんの座から陥落しないですんだようです。

きり丸の絵はめいが持って帰ったので、ブログ用に描いたのが上の画像です。

主人公という言葉の意味が解らないとめいが言うので、説明してあげました。そこで問題。

私:『忍たま乱太郎の主人公はだれでしょうか?』

めい:『うーんと、しんべえじゃなくて、きり丸じゃなくて...もう一人の人!』

私:『名前は?』

めい:『えーと、えーと...わかんない』

私:『答えは、乱太郎』

めい:『あっ!!!』

題名に乱太郎と出てるのに気づかなかったことが相当ショックだったもよう。呆然としてました。

それにしてもかわいそうな乱太郎。

でも影が薄い主人公は昔からけっこういますよね。がんばれ乱太郎!